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俺が魔王の息子ってマジですか!?
17話 レディース怖い幽霊も怖い。
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不思議生物と出会ってから一週間ほど時間が経った今日
俺は何をしているのかと言うと……。

片手に竹箒を持って、お寺の石階段をお掃除をしています。
まあ、居候だからこれぐらいはしないとね。
ちなみに学校はまだ戸籍などを偽造できていないらしいので通っていない。
つーか、犯罪だよね?
一刀斎さんって、もしかしかして犯罪者……?
いやいや、まさか…力がスライム並みとはいえ、悪魔を居候させてくれる人だ。
きっと偽造は冗談に違いない。
そんな事を考えていると石階段の下のほうから沢山の靴音が聞こえて来た。
老人会でも参拝に来たのだろうか?
チラリ、と好奇心で靴音のする下を見てみると……。

「あんた…誰?」

暴走族の集団が居た。
いや、女の子だからレディースか?
先頭を歩いている木刀を持った子に土下座して、
命乞いしたら見逃してくれるのだろうか?
まあ、とりあえず……

「居候だ」

機嫌を悪くしないように質問に答える事にした。
俺の人生がここで終了にならない事を神に祈る…
悪魔だけど……。

「居候?ふざけてんのかテメェ。」

「姐さんと一つ屋根の下ってか?ぶっ殺すぞ」

「このイケメン外人、言ってる事がまじパネェ。」

何という事でしょう。
神に祈ったら更なる命の危機が迫ってきた。
鋭い彼女達の視線が今にも俺の命を刈り取ろうとしている。
つーか、姐さんって誰?
もしかして諫冬ちゃん?諫冬ちゃんが姐さん?
大人しそうに見えて、まさかのレディースだったのか?

「ちょっとアンタ。おじいちゃんに事情を聞くから案内しなさい」

驚きの新事実に驚愕していると、先程俺に質問してきた木刀を持った特攻服の子に
案内の命令をされた。
おじいちゃん?もしかして一刀斎さんの知り合いだろうか?

「わかった」

「ああ、それと…いさちゃんに何かしてたら……殺すわ」

了解の返事を俺がすると、特攻服の子は殺気を放ちながら俺に囁いた。
はっはっはっはっは……




















諫冬さん…まじパネェっす。



☆☆☆




レディースの集団に宇宙人の如く一刀斎さんの下に連行される俺。
あの……俺って案内してるんだよね?
何で囲まれてるの?何で隣の子はモデルガン?を突きつけてくるの?
何で後ろの子は鎖をジャラジャラ鳴らしてるの!?

「お?葵。帰って来たのか?」

恐怖に駆られながらも、一刀斎さんが鍛錬しているであろう道場に入る。
すると、道場の中心で座禅をしていた一刀斎が眼をあけて、特攻服の女の子に
話しかける。
やはり知り合いのようだ。

「ただいま、お爺ちゃん。ちょっと聞きたい事が
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