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ファイアーエムブレム〜ユグドラル動乱時代に転生〜
第十三話
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って犠牲となったトラキア王国の英霊に対し、見舞金を1人につきグランベル貨幣5000枚支払う事。
今回の衝突により発生した両軍の捕虜は、すみやかに交換すること
で、妥結した。

 シンプルであり、賠償金の文字を使わないあたりトラバントの政治センスを感じる。
 実質の勝利でありながら勝ち負けについては言及せず、発端となった農民の受け入れ問題は無視することで早期講和を図ろうとする・・・手ごわい相手だ。
 ひとまず講和は成ったのでカール王の身柄を預かったままのトラキア軍はミーズ城を明け渡し撤兵した。


 誰を代わりに人質に送るかということは連合国会議で紛糾した。
 何度か妥協で選ばれた候補はトラキア側の拒否を受けた。
 いわく、長い間両勢力の安定を図るためには長生きをしそうな若い者が良い。
 いわく、時として疫病が流行るトラキア王国としては受け入れた人質が疫病ですぐに亡くなっては両勢力の安全保障に齟齬を来たすので、1人では足りない。もしくは感染し生き延びた者ならば1名でもよい。
 いわく、カール王に匹敵するほどの高位の王族で無ければ人質を見捨て我が国に強攻する恐れがある。

 なんか各条件をクリアする人が一人いました。
 自分の国の王様を取られて必死になっている人が気が付いたようです。



気が付いた人:レイドリック
気が付かれた人:ミュアハ
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