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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十四話    『シホの過去の話(中編)』
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ーヴァントとの戦い。
その戦いで結界内の人間を血に溶解して吸収する宝具『他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォード・アンドロメダ)』を使われてしまい学校中にいた生徒達は生気を吸われ皆死んだように倒れてしまっていた。
なんとかライダーを操っていた慎二を止めることが出来て宝具は停止したけどライダーは慎二を抱えて逃げてしまった」
「その、生徒さん達はどうなったの、シホちゃん…?」
「発動した時間が短かったから結果的には全員無事だったわ。ただ衰弱が激しくほとんどの生徒が入院を余儀なくされたけどね。それに戦いの余波で学校は破壊されて当分の間は休校になった」

それで私も安堵の表情をする。
皆も同じようで死人が出なかった事によって表情は複雑だけど似たり寄ったりだった。

「だけど再度ライダーとの戦いは起こった。
今度は街中でセイバーとライダーはまるで落ちていくかのようにビルを昇っていって屋上にまで上っていった。
そこでライダーは本当の宝具であるペガサスを召喚してセイバーを葬ろうとした。だけど私を守ろうとしたのかもしれませんが屋上、敵が空の上という好条件が重なりセイバーは宝具を開放しライダーを滅ぼした」
「エクスカリバーを使ったのですね」
「はい。あれは地上では威力が大きくて使えませんから」

確かに…。あれは地上で使うものなら一つの惨劇が生まれてしまうほどの威力だから、セイバーさんの選択は正しい。

「そして慎二もライダーを失い教会に逃げて一件落着になるはずだったけどセイバーはそこで私が禄に魔力を送れていなかったのが災いして魔力枯渇によって倒れてしまった。
そこまでならまだよかった…セイバーの回復を待てばよかったのだから。でもそこに突如としてキャスターが空間転移して現れて『ルールブレイカー』を使い私はセイバーを奪われてしまった…」
「奪われちゃったの!?」
「ええ。それで一度聖杯戦争は降りなさいとリンに言われた。けど納得できなかった私はセイバーを助けようと行動を開始した。
でも、今度はよりにもよってアーチャーがリンを裏切りキャスターに寝返ってしまった」
「なんて奴だい! ご主人様を裏切るなんて!」
「アルフの言い分も分かるわ。でもアイツにも事情があったのよ」
「その事情というのは…?」
「今はまだ…。それでアーチャーの口添えで殺されはせず命からがら私とリンは逃げ出すことが出来たけどお互いサーヴァントを失ってしまって途方にくれた。
けど、なら他のサーヴァントと協力すればという考えにいたって私とリンはアインツベルン城に向かいイリヤと無理に近いけど協力しようとした。
でも、そこでは既に戦闘が起こっていた。慎二といない筈の八人目の黄金のサーヴァントがバーサーカーと戦っていたの。それも圧倒的な火力でもって」

それでまたしても
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