第四話
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ムを構えた。
「うわ!ミニ八卦炉だ!初めて見た……」
「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!魔理沙さん落ち着いて!」
「大丈夫大丈夫!すぐに助けてやるからな!」
魔理沙は二人の忠告に耳を傾けることなく魔力を込めていく。やがて八卦炉から大きな光る何かが少しずつ見え始めていた。
俊司はさすがにやばいと感じたのか、ポケットからある物を取り出し身構えた。
「それじゃあいくぜ!」
恋符『マスタースパーク』
魔理沙はためきった魔力を一気に放出し、巨大なエネルギーをまとった極太レーザーを発射した。
「へぇ〜あれがマスパか」
「俊司さん!よけないと」
「いや、これでいいよ」
そう言って俊司は持っていたスペルカードを発動させた。
変換『コンバートミラー』
発動と同時に大きな鏡が出現し、魔理沙のマスタースパークをとらえる。
「このまま押し切って……うわっ!?」
突如まぶしい光が鏡から放たれ辺りを埋め尽くす。そしてその光が止んだ時、残っていたのは魔理沙のマスタースパークではなく、俊司のコンバートミラーだった。
「なっ……なんで……当たった感覚もなかったのに……」
「コンバートミラーは盾じゃないからだよ。これは……」
「じゃあ次はこれだぜ!」
魔理沙は俊司の話を聞くことなく、また八卦炉をかまえて魔力を込め始めていた。
「だからちょっと待って!俺革命軍の人間じゃないから!」
「……は?」
必死に叫ぶ俊司の声をやっと聞きとったのか、魔理沙は魔力の込めるのをやめた。
「……どういうこと……なんだぜ?」
「どういうこと?じゃないでしょ魔理沙」
意味がわからず呆気にとられる魔理沙の背後から、二人の少女が現れた。
「だいたい革命軍が単体でここに入ってこれるわけないでしょう……なにか御用かしら?」
「レミリアさんに言われてここに行けと言われたものですから……」
「……でしょ?」
「……あはは……わっ……わるいわるい。外来人だったから敵だと思っちゃってさ……」
「気にしてないんでいいですよ。では本題に入る前に……」
そういって俊司は何もない方向に銃を向けた。
「なにしてるのあなた……」
「いや、まだスペルカードの発動終わってないんで」
魔理沙達が不審そうに見守る中、俊司は何食わぬ顔で引き金をひく。
すると、銃口から飛び出てきたのは弾丸ではなく魔理沙の『マスタースパーク』だった。
「ええ!?あれって私の……」
「さてと、じゃあ本題に入りますか」
俊司はまた何食わぬ顔で、
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