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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十三話    『シホの過去の話(前編)』
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組織というものは決して一枚岩ではないですよね?」
「はい。私達はシホさんの能力を悪用しようとは考えていませんが…きっと今でも少しだけですがシホさんの力の話は上層部の幾人かに知れ渡っています。
特にジュエルシードを破壊するだけならよかったのですが威力が人の出せる域を超えているエクスカリバーという武装…。
あれも転送系として報告書で提出済みですからもしかしたら裏では善からぬ人物に情報が流れてしまっているかもしれません…。
私達ではもうシホさんの情報を流出するのは止める事はできないから将来もしかしたら目をつけられてしまうかもしれません。考えたくありませんが…」

それでなのは達は「そんな…」と言葉を漏らしていた。

「それでなぜ私が転送系だという嘘をいったのかは…私の魔術は異端だからです」
「異端、ですか…」
「はい。どの世界でも異端者は物珍しい目で見られてしまい、前の世界では私はその能力がばれてしまい封印指定を受けて世界を追われることになりました。
だから管理局には本当のことを話さずただレアなスキルとだけの認識で留めておいてもらいたいのです…」
「それでさ〜、結局シホの使うその投影魔術ってどんな能力なんだい?」
「それを今から説明するから我慢しなさい。アルフ」
「はーい」

アルフはそう言葉を発して続きを促す。

「それで私が使う投影魔術というのは別名はグラデーション・エア。自己のイメージからそれに沿ったオリジナルの鏡像を魔力によって複製する魔術の事です。
そして事私の投影魔術は異端でほぼ真に迫れるほどの投影ができて私が消えろと命じるか、壊れるまで消えないんです」
「えっ…それってつまりシホの今まで使ってきた武装全ては魔力で作り上げた贋物って、こと?」
「その見解で間違いないわ」

その肯定の言葉を言った瞬間、フィアを除く全員は驚愕の表情をして特にリンディさんはなにかを納得したかの表情をして、

「なるほど…それで納得がいきました。ただ武器庫から取り出すだけなら魔力を消費する訳がないのにエクスカリバーを使った時に魔力が枯渇してしまった訳を…」
「ええ。エクスカリバーは私達の世界の宝具のランクにしてA++…最も上位に位置する宝具ですからもし投影に失敗したらまた体から無数に剣が生えてきて最悪死んでしまいます」
「あの現象がまた起こるっていうの!? あ、それと、あの、シホ…宝具ってなに?」

あれ? 説明していなかったっけ?

「ああ、ユーノ。説明していなかったわね。前に概念武装の説明をしたでしょ? 宝具っていうのは英雄のシンボルっていってもいいわ。
例えばアーサー・ペンドラゴンなら、『聖剣エクスカリバー』。それに次いで私の体に埋め込まれている持ち主に不死の力を与える聖剣の鞘『アヴァロン』。
例えばクー
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