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俺はシカマルの兄だったようです
十章
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悠太SIDE

今現在奈良家の前に居る

此処に帰って来るのも久しぶりだ

シカマルは俺のことを覚えているだろうか?

多分覚えてないよな

会ったのだって暁に入る前に数日だけだし

母さん達は心配してるだろうか?・・・いや呑気だし心配はしてないだろうな

まぁそんなことを思いながら俺は暫く突っ立てたら突然話しかけられた

「兄ちゃん何してるんだってば?」

俺は声のした方向に振り返った

「・・・ナルトにサスケ・・・キバにチョウジ でかくなったな」

「!俺達のこと知ってるってば!!?」

「お前何者だ!」

全員が臨戦態勢に入る

「そんなに警戒するな 攻撃するつもりはない」

「問答無用!牙通牙!!」

「・・・住宅街で暴れるな」

俺はいつもの如く影で動きを縛る

でも実際は結構恐かった

ほぼ0距離だし!前戦った犬塚一族の人の技はもろに食らったからいたかったんだよ!

結構トラウマなんだよ!!?なんて表情には出さずに

淡々とつげるが4人は目を点にしている

「シカマルと同じ技だってばよ!?」

「奈良一族の人間か?」

「でも髪赤いぞ!?」

「ぼっ僕もこんな人知らないよっ!?」

「完璧に忘れてるなお前等 結構懐いてくれてると思ってたが 違ったか」

少し寂しいなと思いながらも俺は家の方へ足を進めた

「あっ待ちやがれ!!」

「悪いがこれ以上はなしだ 疲れるのも嫌なんでな」

帰ってきて早々つかれるのは俺だって嫌だ

「お前達もシカマルに用があるんだろう なら早く行くぞ」

「知らない奴の言うことなんて聞けるかってばよ!!」

「知らない奴か・・・俺は奈良悠太 シカマルの兄だ これで知らない奴じゃない」

「シカマルの兄ちゃん・・・?」

流石にこれ以上は時間の無駄か・・・

俺はもうナルト達を無視して歩きだしドアを開いた

「ただいま」

扉の先から懐かしい香りがした

その香りを懐かしんでいると奥から激しい足音がした

「悠太!!貴方帰ってきてたのね!?」

「ついさっきな 心配掛けてごめん ちょっといろいろあって」

「良いのよ!あんたは忍の子なんだから!それに自由気ままだったから

いつかはこうなると思ってたもの!」

「ハハッ 見透かされてたのか」

「えぇ シカマル達も大きくなったんだから!今呼んでくるわ」

「あぁ 家の前に友達も居るしな」

「えっ?」

俺がドアを開けるとナルト達はまた驚いた顔をした

「あらいらっしゃい!シカマルなら上に居るから上がって待っててちょうだい!」

「ねぇおばさん この人ってシカマルのお兄ちゃんなの
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