暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
後日談
E〜大晦日とお正月…テスタロッサ家
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それにしても……眠れない。隣で眠るキャロの肌の柔らかさとか、女の子らしい匂いとかのせいで意識が冴える。そんな僕の葛藤などお構い無し、といった様子で熟睡するキャロ。


「えへへ……エリオ君……むにゅ……」


その上この可愛い寝言。……僕はどうすれば寝られるんだろうか?


(寝られねーみたいだな)


そんなときにランスさんが念話を送ってきた。


(ランスさんはその……フェイトさんと寝るの、慣れてるんですよね?)
(まあな。もっとすげえことも色々やったしな。だがよ、お前の年じゃ女と一緒、それも意識してるやつと同じ布団ってのは少しハードルが高いかもな)
(すげえことって……今以上のですか!?)


キャロのことに意識がいっぱいで、気付いてもツッコめなかったのだが、現在のフェイトさんの状態はとにかく凄い。
まず、ネグリジェがはだけて下着が丸見えになっている上、片足をランスさんに絡ませ、その上で首を両腕でしっかりとホールド。さらにランスさんの腕に頬擦りしながら『大しゅき……』
と言う寝言まで言っている。僕がキャロにそんなことをされたら悶絶して転がり回ってしまいそうだ。


(どうする?こっち来るか?)
(それはそれで眠れませんよ……)
(そうか。ま、頑張れや)


明日寝坊しなきゃいいけどなぁ……




side ランス


翌朝6時。最初に目が覚めたのはいいんだが……フェイトが絡み付いているので身動きが取れない。
起こせばいいんだが、物凄く幸せそうな寝顔をしているため、起こすに起こせない。
さて、どうしたもんか……


「………うにゅ?おふぁよ、らんす」


そんな葛藤をしていたら、件のお姫様が目を覚ました。


「おう、おはよう。それよりさっさとしねえと予約の便に間に合わねえぞ」
「えー、じゃあおはようのちゅーして」
「はいはい。わかりましたよ」


我が儘お姫様のおねだりに答えてやる。
だが、普通のキスじゃあ面白味に欠けるため、舌を絡ませてやった。


「ん!……んふ、んんう……」


粘液の触れあう艶かしい音が部屋に響く。
しばらく続けていると、物音が聞こえた。
恐らくエリオかキャロが起きたのだろう。
しかし、フェイトは昂ってしまったのか、一心不乱に俺の唾液を求めてくる。


「はわわ……」


横目でエリオ達が寝ていた方を見れば、顔を真っ赤にしたキャロが手で顔を覆っていた。
……が、興味はあるのか指の隙間からチラチラとこちらの様子を伺っている。
やがて、フェイトの方から唇を離した。


「……ぷはっ。……もう、すっかり目が覚めちゃったよ」
「そりゃよかったな」
「さてと!それじゃあエリオとキャロを
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