暁 〜小説投稿サイト〜
探偵の弟子!?
夕日の教室

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キ−ンコ−ンカ−ンコ−ン
授業終了の鐘がなると同時に、皆が帰っていく。夕日でオレンジ色に染まった教室は、俺(御幸一也)と鵜飼奈々香だけになった。
「一也さん、顔が赤いですよ。どうしました?」
「いっいや、別に。・・・ソッソウダ!奈々香に渡したいものがあるんだった。」
一也は鞄から、ピンクの箱を取り出した。いかにも、好きな人に渡すプレゼントのような「可愛いらしい」箱だった。
「今日、奈々香の一周忌だろ?祝ったら悪いけど・・・とりあえずプレゼントだ。」
一也がプレゼントを渡そうとした、その瞬間、勢いよく教室のドアが開いた。
「動ぐの!」
威圧的な声の人物は都会人には理解しずらい、どこかの方言をつかい、小柄で目だし帽に全身黒そして左手には、拳銃を持っていた。
「持ってら物ば床さ置痒い!そんで手こばあげろ!」 
一也は、恐る恐る箱を床に置き手をあげた。奈々香は、一也の周りをぐるぐると回っている。拳銃を持った人に何も言われないということは、その人に霊感はないのだろうか?
そしてその人は、奈々香に渡すはずだったピンクの箱を拾った。ちょうどそのとき、どこからかパトカーのサイレンが聞こえた。すると
「逃げねどまい。」
そう言って、ピンクの箱を持ったままどこかに行ってしまった。
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