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好き勝手に生きる!
第十四話「焼き鳥屋フェニックス……うん、良い屋台看板だと思うけど」
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 あー、思い出した。そういえば、そんなのもあったな。


 って、あれ? あれって確か――、


「なあ、木場。レーティングゲームって成人した悪魔じゃないと参加できないんだよな。部長って成人してないけど……」


「それは、恐らく――」


 木場の後をグレイフィアさんが引き継いだ。


「はい、兵藤さまや木場様のお考えの通り、本来のレーティングゲームは成熟した悪魔でないと参加できません。しかし、非公式の純血悪魔同士のゲームでなら、その限りではありません」


「身内同士、お家同士のいがみ合いよ……」


 嘆息しながら部長がいう。


「いいわ、そのゲーム受けましょう。決着はゲームでということでいいわね、ライザー」


「へー、受けるのか。まあ、俺は構わないが。すでに俺は成人している身だ。レーティングゲームもすでに何度か経験し、そのどれもが勝ち星。言っておくが、お前の勝率は万が一にもないが、それでも受けるのか?」


 挑発的な笑みを浮かべ部長を見下ろす。だが、部長は勝気な笑みを浮かべた。


「受けるわ、ライザー。あなたを消し飛ばしてあげる!」


「ふっ、いいだろう。そちらが勝てば好きにするがいい。だが俺が勝てばリアスは俺と即結婚してもらう」


「ええ。約束、忘れないでね」


 睨み合う両者。ふと、ライザーの視線が俺たちに向いた。


「ところで……まさかとは思うが、ここにいる面子が君の下僕なのか?」


「ええ、そうよ。私の自慢の下僕たちよ」


 部長の答えにライザーは体をくの字にして笑い始めた。


「くはははは! まさか、こんな奴らが君の下僕だなんてな! これじゃあ、話にならないんじゃないか? 君の〈女王〉である『雷の巫女』くらいしか、俺の下僕に対抗できそうにないな」


「……なんですって?」


 目を細める部長。ライザーは笑いながら指を鳴らした。


 部室の魔方陣が光り出し、続々と人影が出現する。


「と、まあこれが俺の可愛い下僕たちだ」


 ライザーの元に総勢十五名の眷属開く間らしきものが集結した。しかも、そのどれもが美女、美少女で構成されているだと!?


 馬鹿な……俺より先に、すでに夢を実現させている奴がいただなんて……!


「お、おい、リアス……この下僕くん、俺を見て泣いているんだが?」


「その子の夢がハーレムなの。きっと、ライザーの眷属たちを見て思うことがあるのでしょうね」


「やだー、キモーイ」


「ライザーさまー、この人、コワーイ」


 ライザーの眷属たちが俺を見て気持ち悪がった。くそっ、余計なお世話だっての!


 ――そ
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