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吾輩は猫である
無印
吾輩、復讐をする
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「にゃ〜ん(やっぱり氣や霊力が大きい奴には効かないかもしれない)」
「氣や霊力が大きい人には効かないかもだって」
「てことは私はただ単に力が少ないから効いたのか? チクショウチクショウ……ブツブツ」
「くぅ……美緒がまた壊れた……」
「にゃ〜い(今度那美で試すか)」
「カオスが何を考えてるかなんとなく分かるからやめて!!」


仕方ない……あれになるしかない……いくぞ薫!! これが吾輩の切り札だ!!



にゃぁぁぁあああああああああああ!!!!!!



「な、なんだ!」
「カオスの体が大きくなってる」
「「ガクガクブルブル」」


体が大きくなっていき、前足に篭手ができ、頭に黒い骨の様は大きな仮面とも王冠ともとれる突起物生え、背中から黒く体を覆える程のマントが生えた。微かに濃い黒と薄い黒の縞模様が見える。その姿は正しく黒い虎の帝王である。


「カオスその姿は一体……」
「ガルルルルル!(修行? の成果だ!)」
「しゅ、修行の成果だって……ガクガク」
「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ……ガクガク」
「あれこれどこかで聞いたような……」


ガァァァァアアアアアアア!!!


地を揺らすほどの咆哮を上げて薫に突進する。


「ぐぅぅッ! なんて威力だ!」


猫モードのスペックを全て凌駕するこの帝王モード、たとえ霊力の込めて防御しても防げまい。


「なんの! ハッ!!」


防御するのをやめ素早く横に跳び退き、そのまま吾輩の横っ腹に霊力で作られた斬撃を飛ばしてくる。
が――


「なんだと!」


背中から生えてるマントで斬撃を容易く弾いた。
マントの硬さは凄まじく、防御貫通系の攻撃でなければ並大抵の攻撃は防げるだろう。


ガオーーーーーーーーン!! タベチャウゾーーーーー!!


「おい! なんか変な声が聞こえたぞ!」


さあ、なんのことかな。
猫か特有の横凪のパンチを連続で薫に叩きこむ。


「くっ! ぐあぁぁぁああ!!」


あまりの猛攻に防ぎ切れなくなり、右フックで吹き飛んだ。爪に引っ掛けたのか服の胸元が大きく裂け、慎ましい胸が晒されてる。


「がうが……(うわちっさ……)」


ゾクッ


「!?」


な、なんだこの寒気は……心臓を何者かに握られてるこの感じまさか……心筋梗塞?


「カオス……お前今どこを見て何を考えてなんと言った?」


あの……薫さん……体からなんか漏れてますよ……なんで手に持ってる木刀を小枝のようにへし折ってるんですか!! それ霊力で強化してるよね!?


「来い十六夜!!」
「は〜い」


何故いらっし
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