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吾輩は猫である
無印
吾輩、復讐をする
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)」
「やっと来たか」
「にゃおーーー!!(死ねやぁぁぁああ!!)」
「さっき構えないと言ったな、あれは嘘だ」


ボギッ!


「にゃっ!(効くか!!)」
「なっ!!」


霊力の張ってない木刀なんざ、俺に効くわけがないだろ!
わざとそのまま木刀に突撃し、薫の攻撃を食らう。まさか自分から当たりに来るとは思わなかったであろう薫は攻撃を躊躇った。吾輩はすかさず尻尾を伸ばし鞭のようにして薫に攻撃を繰り出す。薫は防ごうにも尻尾はゴムのようにしなるため防げずに食らった。


「くっ!」


尻尾の攻撃が直撃し蹌踉めく、そこへすかさず薫に追い討ちをかける。


「にゃ! にゃ! にゃ!」
「せい! やあ! はぁあ!!」


蹌踉いた体をすぐに戻し、吾輩の追い討ちを全て防ぎながらも最後にカウンターを打ち込まれた。カウンターにはしっかりと霊力が込められていたためか体が大きく吹き飛んだ。


「にゃふッ!」


木にぶつかり、木が軋む。薫は吾輩が木にぶつかったと同時に素早く動き、目の前に来る。木にめり込んだ体が剥がれ落ちる暇もなく薫から横凪の斬撃が打ち込まれた。
木を容易くへし折りながら吾輩を森の中に飛ばす。全身を限界まで硬め衝撃に耐えることができたが霊力のダメージは通ってしまった。だが本気で防御に回したからかそこまでのダメージは入ってない。
飛ばされなが体を捻り、全身を鋼鉄から弾力を限界まで上げて木へ垂直に着地をする。
着地した木から威力をそのままに薫へと跳んでいく、薫はそれを叩き落とそうと上段で構える。
鋼鉄に変化し、体を高速で回転させながら攻撃を迎え撃った。
攻撃の威力が予想以上にあったのか薫は木刀を横へずらし、攻撃を受け流した。


「なかなかやるじゃないか。どうやら本当に修行をしてきたようだな」


やっぱり強い。一応これでも従来の虎や獅子並の腕力にスポーツカー並の速さで戦っているはずなのに涼しい顔で正面から戦って押されるとは……こいつ絶対女の皮を被った抜刀斎だろ。
これが効かなかったあれしかないか……


テーレッテー


「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい!!! ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンn(ry……ブツブツ」
「……美緒ドウドウ……」
「陣内にした技か……来い!!」


前足を交差させ、t(ry
薫に向かって肉球から謎ビームを放つ! 食らいやがれ!!


「むっ!! ……ん? なんだ、何も起こらないぞ?」
「……あれ? あれを食らうと全身が捻じ曲がって気絶するまで痛みを感じ続けるのに……」
「なんてえげつない技をするんだ……しかしなんで私には効かないんだ?」

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