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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第四十話      『スーパー銭湯(後編)』
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手段であれば、考えてあるわ」
「教えてもらいたい」
「それではやてが助かるなら教えてくれ!」
「いいわ。でも、教える前に言う事だけど、この方法はあまりお勧めできないわ。内容ははやてと闇の書の契約を強制的に破戒することよ」

その事を告げた途端、シグナム達は一瞬だけど喜びの感情をしたけど次第に理解したらしく顔が真っ青になっていく。

「つまり、それを行う事によって…」
「はやては助かるかもしれない。でも、あなた達とお別れをしなくちゃいけなくなる。そんなのは本意ではないでしょう…」
「当たり前だ! そしたらはやては絶対悲しむ!! 確かに一人消えない奴もいるけど絶対はやては泣いちまう!! そんなの、受けられるか!!」

ヴィータは私の襟を掴んで何度も揺すってきた。
それを無言で堪えた。

「ヴィータ、落ち着け!」
「そうよ、ヴィータちゃん。シホちゃんはあくまで最終手段っていったでしょ」
「う…その、ごめん」
「構わないわ。それだけはやてを想っているって分かるから。
それで話は戻して解決策だけど今は思いつかないのが現状ね。私もはやてを救うのには全力を尽くしたいけど…」
「手間をかける。シュバインオーグ」
「ところで、話は変わるけどあなた達は闇の書が完成したらどうなるか知っている?」
「どうなるって…大いなる力が手に入るんじゃねーのか?」
「完成の現場にい合わせた事はないの?」
「ああ、ない。どころか完成した光景を見たことがない。いや、違うな…記憶がないんだ」

なるほど。シグナム達はそれで悩んでいるのか。
本当に闇の書が完成すればはやてが治るという確証が欲しいのだ。
でも、今から私が言うことは彼女達にとって残酷だろう。

「記憶がないっていうのは確かに正しいかもしれないわ」
「…どういう事だ?」

そこで初めてザフィーラが口を開いた。

「私が管理局で教えてもらった過去の闇の書のデータの話なんだけど闇の書の完成と同時に主は何の例外もなく闇の書に取り込まれて“死”を迎える」
『……………ッ!!?』
「そして完成した闇の書はただ純粋な破壊にしか使用できないと教えてもらったわ。
そして所有者が完全に死ぬか闇の書が破壊された場合、闇の書は白紙に戻って新たな主を探すといったものよ」
「では、私達は今までの主達を死なせてきたというのか…?」
「それだけじゃない。闇の書を完成させてもしなくてもはやてちゃんはどの道死んじゃうって事なんですか!」
「現状ではそうね。でも、もう私はあなた達の強い想いを知ってしまった。
だからできるだけだけど私は裏のほうから協力させてもらうわ。
過去がどうであろうと私は諦めが悪いからはやてという友達は絶対見殺しにしない。
だからまたなにか情報が入ったらシャマルさんに渡し
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