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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-28 with terror
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ていた。二つも。


「うげっ!!」


間髪入れずに二つ目を出して一気に撃っていく。
これで64発ものミサイルが一夏に向かって撃たれた。
しかもすべてのミサイルが追尾式《ホーミング性能》を持っている。
ブースターによる推進力がなくなるか、爆発するまで止まらない。
ずっとターゲットを追い続ける。――――64発のミサイルが一夏を追い続けるのだ。


これで一夏はしばらく戦いには入ってこれない。
麗矢は鈴に視線を向けた。
鈴は一夏を助けに行きたいが、今隙を見せると麗矢に落とされる。
だから麗矢と向かい、戦うしかない。
早く一夏の助けに行かなければという気持ちが、鈴の心を焦らせる。


衝撃砲を放つ。
麗矢は目視できない、空気を固められて作られた砲弾をタッグトーナメントの時に見せたように《スラッシャー》を使って運動方向を変える。
180度運動の向きを変えられて砲弾は鈴に向かって飛んでいく。
鈴はまた衝撃砲を放ち相殺する。


――ドゴォォォォン!!!!


ひときわ大きい音が立った。
一夏がミサイルを粒子砲を使い、爆発させた音である。
あれで全て撃ち落としたのか。――――どうやら追尾して固まったところを一気に掃射されたようだ。
そして瞬時加速で一気に麗矢に向かう。
だが、麗矢はあくまで冷静に、そして非情に判断する。
鈴と近距離戦をしていたが、吹き飛ばして反転。一夏の方に向かい、超電磁砲を一発放った。
音速を超えて飛来する砲弾に高速で真正面から向かっていく一夏。絶対によけられるわけがなかったはずだった。


ギリギリでもう一回瞬時加速。
瞬時加速中に方向を変えるのは、最悪骨を折りかねない。
無茶だ。無謀だ。
その無茶をやってのけた一夏。どうだっ!!と麗矢の方を向いた。
そこには紫電を迸らせ音速を超えて飛来する砲弾が。
驚愕。そして命中。


これで一夏は一時的に抜ける。
麗矢は先に鈴を落とすと決めた。
鈴を探すがハイパーセンサーに反応しない。
きょろきょろ辺りを見渡す。


(警告。上じゃ)


どこかで聞いたことのある声が頭の中で響いたが気にしている暇はない。
警告通りに上を見ると鈴が《双天牙月》を前に突き出して落ちてくるような感じで麗矢に向かっている。
接近まであと二秒と言ったところだろうか。
麗矢は感情を表に出さない様に押し込める。


「はああああっ!!!」


声を上げ、当たれば一撃必倒の攻撃を麗矢に向かって放つ。
態々危ない真似はしない。
瞬時加速で遠くに逃げる、先ほどまで麗矢がいたところを鈴が通る。
攻撃が当たらずにそのまま地面に向かっていく鈴の上に移動。そこから超電磁砲を放った。
スピードに乗った機体をそう簡単に制御
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