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八条学園怪異譚
第二十話 プールの妖怪その三
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「それって浮気になるの?」
「なるんじゃないの?けれどそれをしてもね」
「特に怒らないのね」
「微妙な気持ちにはなるけれど」
 愛実の考えでは浮気は自分以外の異性に対してするものだ、しかしそれが同性になるとどうかというのだ。
「それでもね」
「怒らないのね」
「そう思うわ。聖花ちゃんはどう?こういう場合は」
「私もかも。私以外の女の子に気を移されたら嫌だけれど」
 それでもだった、聖花も言うのだった。
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