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俺屍からネギま
いざ、京都神鳴流!
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だな冬凰…済まぬが今日は宜しく頼む。そしてこっちが息子の陣だ。陣…此方が本日お世話になる青山宗家の冬凰殿だ…挨拶をしなさい。」


「ハッ、名を御陵 陣 と申します…まだまだ若輩者ですが、どうか御指導御鞭撻のほど宜しくお願いします。」


「ほう、大した挨拶だ。ワシが京都神鳴流師範を務める青山 冬凰だ。そしてこいつが娘の鶴子で、陣くんとは同い年だ…鶴子も挨拶をしなさい。」


「鶴子です…どうぞよしなに。」

御陵親子と青山親子が和かに挨拶と握手を交わす

怠そうに挨拶する鶴子以外は……


「鶴子、シャキッとしないか…済まんな。本当なら息子の詠春にも会わせたかったんだが、本日は所用で出掛けている…申し訳ない。」


「何、此方が急に頼んだんだ…気にするな。しかし鶴子ちゃんは美人さんだね〜。」


「娘はやらん!!」







「冬凰……。」

「…………。」

「とうさま……。」

一体何を勘違いしたかイキナリ叫んだ冬凰に三人共呆れた。


「……とにかく最初は陣くんにも皆と同じ稽古を受けて貰う。そしてその後、此処にいる鶴子と試合をしてもらう。…いいかな?」

「ハイ、問題有りません。宜しくお願いします。」

冬凰は陣に今日の流れを説明すると他の門下生らと共に稽古を始める様促し、陣と鶴子は門下生らと稽古を始めた。




暫くの間は見ているだけだと言う風に、冬凰と哲心は道場の上座に座ると稽古の騒音の中、結界を張り会話の内容が周囲に聞こえない様にしてから二人は話し始めた。

「しかし哲心、ワシはてっきり大人数で来ると思うとったが二人で来たのか?」

「ああ事前に言っただろ陣の鼻っ柱を折って欲しいって…他の連中は陣の試合が見たいとか言うて野次馬が大半やったから置いてきたわ。」


「ハハハ、そうかそうか。しかしさして天狗では無いし問題なかろう…。」
冬凰は先程の言動や稽古している現在の様子を鑑みて哲心の言葉を杞憂と評した。


「イヤ…確かに天狗では無い。ただ親としては心配でな…多少生き急いでいる様で早く実戦がしたいと言うてな。つい‘お前位の奴は世の中には仰山おる!舐めるな!’と言ってしまってな。ウチじゃ同年の者は居らんからな…増して一族以外だったら少し位年上の者では陣に勝てんでな。……そこで鶴子ちゃんの出番と言う訳だ。」



「おいっ!其れじゃお前、自分のメンツの為に鶴子を出しにしたのか!」
最愛の娘を利用されたと知った冬凰は怒鳴った。



「スマン…しかし一度折られる必要性はある事は、お前も分かっているはずだ。鶴子ちゃんだってそうだろう…?」

「まぁな…挫折を知らない者,生命の危機を知らない者,其れらが待って
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