第3章 エドラス編
生命を消す者
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。」
ココがそう言う。
「エルザ・ナイトウォーカー。」
ジェラールの言葉に顔を下に向いていたエドラスのエルザは顔を上げた。
「私の許可なくして、王都を出る事は許されない。」
「処刑なら甘んじて受ける。好きにしろ。」
エドラスのエルザは処刑の覚悟があるようだ。しかし、ジェラールはこう言った。
「いや、民と共に王都の再建を務めよ。」
「っ!?」
ジェラールの言葉にエドラスのエルザは驚く。
「バイロン、シュガーボーイ、ヒューズ、エルザ・ナイトウォーカーと共に処分を下す。以上だ。」
「え!?」
俺にはファウスト以外のバイロ達は驚いた。
「どういう事だ?」
「凄ぇ、つーか、凄ぇ納得できねーよ!」
「う〜ん・・・魔戦部隊は御咎めなしって事かい?」
「一体、どういうおつもりですかな?」
エドラスのエルザ、ヒューズ、シュガーボーイ、バイロがそう言う。
「罪を償いうのだ。」
ジェラールはそう言う。
「ならばいっそ処刑してくれ!生き恥をさらすのはごめんだ!!」
「そういう事、わかる?」
「元より覚悟はできているからね、う〜ん。」
「新しき王よ、これが我々の意志です。ふみとっていただけますかな?」
バイロ達はそう言う。しかし・・・
「ならぬ。」
「「「「「っ!?」」」」」
ジェラールはそれを許さなかった。
「だったら、私も一緒に罪を償うよ!」
ココがそう言う。
「ならぬ。ココ、お前は己の良心に基づいた。それは気高き行為だ。
過去を通れ、その行為を無にするな。」
「・・・・・・でも・・・。」
ココはファウストを見て、そう言い、下を向いた。
「魔力がなくとも君達には人としての潜在能力、そして知識と経験ある。
それを王都の復興に役立出て欲しい。
もしそれが辛いというならば、私の与える究極の罰だ。」
ジェラールはそう言う。
「それは陛下・・・いや、ファウスト殿も同じだろ?なぜ1人だけ追放する?」
エドラスのエルザはファウスト1人だけが王都の追放にどうしても疑問に思っている様だった。
「そうだよ!」
ココがそう言う。
「もうよい。」
今まで黙っていたファウストがそう言う。
「しかし・・・!」
「達者でな。」
ファーストはそう言い、ジェラールの方へ行った。
「新たなる王の寛大なる処刑に感謝する。」
ファーストはジェラールを見てそう言い、頷き、空を見上げた。
「別れ際にあの若者に声をかけた。」
「ええ、気づいていました。」
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