エピローグ6
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「ではラ=ギアスに残ってか」
「ええ。ここで生きていくわ」
こう不敵に笑って答えるリューネだった。
「ずっとね」
「そうか。僕達と同じようにか」
「そうそう、あんた達と一緒よね」
「左様ですか」
ここでだ。ランシャオもリューネに言ってきた。
「では宜しく御願いします」
「こちらこそね。さて、と」
「ではパトロールに行こう」
ヤンロンはリューネをそれに誘う。
「今からな」
「マサキは?」
「ああ、二人共そこにいたの」
ここでウェンディが来てだった。
そうしてだ。二人に声をかけてきたのだ。
「マサキ知らない?」
「今探そうとしてたんだけれど」
「パトロールの時間だからな」
二人もそのウェンディに答える。
「ひょっとしてまた?」
「道に迷ってるのか」
「そうよ。実はもうサイバスターで出たけれど」
パトロールにだというのだ。
「それでもね」
「やれやれ、またね」
「困ったことだな」
「もう帰ったと思ったけれど」
それでもなのだった。マサキはだ。
そのまま戻らずにだ。今は。
王都の中をあれこれ動き回っていた。その彼にだ。
シロとクロがだ。呆れながら言ってきた。
「全くいつもながらニャ」
「無茶苦茶ニャぞ」
こうだ。マサキに対して言うのだった。
「どうやったらここまで迷うニャ」
「降りてそれで皆のところに行くだけだったニャ」
「それがどうしてニャ」
「王都の繁華街にいるニャ」
「何でだろうな」
自分でもわからないといった顔のマサキだった。
「俺もわからないんだけれどな」
「方向音痴にも程があるニャ」
「今回もそう思ったニャ」
「ったくよ、どうやって戻ればいいんだよ」
マサキ自身も困っているとだった。
ここでだ。彼の前にだ。テリウスが出て来て声をかけてきた。
「あれっ、何でこんなところにいるの?」
「んっ、テリウスかよ」
「うん。実はお忍びでね」
見ればサングラスをかけて変装している。その姿で言うのである。
「それでここに来てるんだけれどね」
「そうだったのかよ」
「姉さん達も一緒だよ」
テリウスがこう言うとだった。
そのモニカも出て来た。サフィーネもだ。
「あっ、マサキもここにおられた訳なのですね。幸いで何よりもないです」
「おい、何言ってるんだ?」
「姉さん、もう文法も何もかも滅茶苦茶だから」
「そんな筈があるようなないようなですけれど」
「何か前より酷くなってるな」
マサキも首を傾げる状況だった。しかしだ。
ここでだ。今度はサフィーネが話した。
「とりあえずもうあんた達ともね」
「戦うことはないな」
「ヴォルクルスも倒したし」
それが大きかった。
「私達も戦う理由はなくなったわ」
「それじ
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