エピローグ5
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やっぱりこの世界はね」
どうかというのだ。彼女達の本来の世界は。
「落ち着くわね」
「家に帰った感じで」
「いいわ」
これが彼女達の感想だった。
そしてその彼女達にだ。フェイが話す。
「じゃあ落ち着くこの世界でね」
「そうね。やりましょう」
「また戦いね」
「敵味方になったりするけれど」
「そうそう。楽しく戦う」
フェイは今度はこんなことを言う。
「それがあたし達なんだし」
「じゃあ。少しゆっくりしてからね」
「あらためて」
「はじめましょう」
バーチャロン達の世界も元に戻っていた。そしてその元に戻った世界でだ。彼等は楽しむのだった。
フルメタル=パニック! フルメタル=パニック! The Second Raid
ベルファルガンがテッサ達に話していた。
「では私はだ」
「これで、ですね」
「軍を離れ」
「そうして」
「そうだ。第二の人生を歩む」
そうするとだ。テッサだけでなくリチャードとアンドレイにも話すのだった。
「既に仕事は決まっている」
「といいますと」
テッサはその言葉に問い返した。
「何でしょうか」
「テレビの修理工場で働く」
そうするというのだ。
「これからはな」
「テレビのですか」
「戦いでは破壊するだけだった」
だがこれからはというのだ。
「しかし。第二の人生ではか」
「なおされるのですね」
「そうしたい。だからだ」
「わかりました」
テッサはその彼の言葉を笑顔で受けた。そうしてだった。
あらためてだ。こう声をかけた。
「その第二の人生の門出を」
「祝ってくれるか」
「そうさせてもらいます」
「我々はこのままです」
「軍に残ります」
リチャードとアンドレイが話す。
「そうして生きていきます」
「平和を護りながら」
「健闘を祈る」
その彼等にだ。ベルファルガンは話した。
「これからもな」
「はい、それでは」
テッサが笑顔で応えてだった。
彼等も新しい人生をそれぞれ歩みはじめようとしていたのだった。
かなめは学校でだ。宗介に尋ねていた。そこには何故かクルツとメリッサもいる。
その二人のことをだ。彼女は尋ねるのだった。
「あのね」
「二人のことか」
「あんたはまだわかるわ」
宗介のことはだ。まだだというのだ。
「けれどクルツさんとメリッサさんは」
「学校の用務員になった」
「英語の教師だ」
そうした名目でだ。いるというのだ。
「これからはだ」
「こちらでも宜しく頼む」
「確か皆軍に残ってるのよね」
かなめはいぶかしみながらこのことを確めた。
「そうよね」
「そうだ」
その通りだとだ。宗介が答える。
「それは知っているな」
「それでも学校にって」
「や
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