エピローグ5
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った」
こんなことも言うアスカだった。
「それがようやく一段落つきじゃ」
「はい、それで友好の使節としてです」
「あの国にですから」
「よいことじゃ」
笑顔で言うアスカだった。
「攻めるよりもずっとな」
「左様です。奪うことはです」
どうかとだ。チャンアンが話す。
「それだけで罪です」
「そうじゃな。まことにな」
「それよりも作りましょう」
サンユンがアスカに進めるのはこちらだった。
「皆で」
「うむ、そうしようぞ」
アスカも笑顔で応えるのだった。
タータとタトラもだ。セフィーロに向かっていた。
その中でだ。タータが言うのだった。
「なあ姉様」
「どうしたの、タータ」
「今セフィーロ凄いことになってるらしいな」
「そうみたいね」
姉はおっとりとした口調で妹に返す。
「世界が元に戻って」
「それでやったな」
「もう見違える位にね」
そのだ。崩壊直前よりもだというのだ。
「変わっているらしいわ」
「チゼータもな」
そのだ。彼女達の国はどうかというのだ。
「あのとんがったところにも住めるようになって」
「随分変わったわね」
「あそこなあ」
そのチゼータの尖った部分がだ。どうかというのだ。
「今までどうにもならん思うてやけどな」
「実際はね」
「ええとこやん。土地は肥えてて資源はあって」
まさにだ。いいこと尽くしだった。
「これでチゼータも安泰や」
「私達も幸せになれて」
「セフィーロもやな」
「ええ、そうね」
「ほな行こか」
また言うタータだった。
「今からな」
「ええ、そうしましょう」
彼等もこんな話をしてだった。
セフィーロに向かうのだった。
プリメーラはむっとした顔でモコナと話していた。
「ねえ。あんたってね」
「ぷう?」
「私と全然似てないのに」
これはだ。誰にも否定できないことだった。
しかしだ。それでも言うのだった。
「それでも何かが似てるのよね」
「ぷう」
「しかもよ」
それに加えてだった。
「何言ってるのかもわかるし」
「ぷうう」
その通りだという感じだった。
そんな話をしている時にだ。
ランティスが来てだ。彼女に言うのだった。
「そこにいたのか」
「あっ、ランティス」
「少し。外に出るか」
こうプリメーラに言うのである。
「そうするか」
「お外に?」
「別に旅に出たりはしない」
それは否定するのだった。
「だがだ。少しだ」
「少し?」
「馬に乗りたい」
「そう。じゃあ一緒にね」
「ぷうっ」
プリメーラが笑顔になるとだ。モコナもだった。
ランティスのところに来てだ。飛び跳ねる。それを見てだ。
ランティスはまた言った。
「ではモコナもな」
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