エピローグ3
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る。
「貴殿はどうするのだ?」
「私か」
「そうだ。貴殿はどうするのだ」
「私も決まっている」
ギャブレーはマクトミンの問いに静かに答えた。
「やはり軍にだ」
「そのまま残るのだな」
「復帰と言うべきか」
この辺りはやや複雑だった。
「軍で。このままだ」
「働くのだな」
「私も軍が性に合っている」
彼もまたそのことがわかったのである。
「軍でだ」
「この世を正していくか」
「そうさせてもらう」
「そうですね。あっしも」
ハッシャもここにいた。
「お頭と共に」
「待てハッシャ」
ギャブレーは真面目な顔でハッシャに言い返した。
「私はもうお頭ではない」
「じゃあこれからは」
「大佐と呼ぶのだ」
それが彼の今の階級だというのだ。
「いいな」
「大佐ですか」
「そうだ、大佐になったのだ」
何時の間にか決まっていることだった。
「これからはそう呼ぶのだ」
「わかりやした。それじゃあ」
「うむ。それではな」
彼等は軍に残りだ。平和の為に働くのだった。そしてネイは。
アントンとヘッケラーにだ。こう話していた。
「軍から話が来たよ」
「そうですか」
「来たのですか」
「そうさ。戻って欲しいってね」
そう言われたというのである。
「それであたしはね」
「どうされますか、それで」
「戻られますか、それとも」
「ああ、戻るよ」
笑みを浮かべてだ。こう二人に答えたのだった。
「あたしは戦うしかできないからね」
「そうですか。そうされますか」
「軍に戻られますか」
「それであんた達はどうするんだい?」
ネイは二人に対してだ。どうするのか尋ねた。
「これからは」
「御供させてもらいます」
「ネイ様に」
これが彼等の選択だった。
「我々は常に共にいます」
「ネイ様と共に」
「そうかい。悪いね」
彼等のその言葉を受けてだ。ネイは。
満足した笑みを浮かべた。三人もまただ。その道を選んだのだった。
アムとレッシィはダバ達と会っていた。まずはダバが二人に尋ねた。
「じゃあ二人は」
「ええ、山賊じゃなくなったし」
「私も軍には戻らない」
こう答える二人だった。
「仕事はじめるから」
「私もだ」
「仕事って?」
「何をするの?」
キャオとリリスもいる。その彼等が二人に尋ねた。
「仕事っていっても色々だけれどよ」
「具体的にはどんなお仕事をするの?」
「私は歌手になるの」
「私はアマンダラ商会をそのまま引き継いだ」
何時の間にか。二人はその道を選んでいた。
「芸能プロダクションも立ち上げてね」
「あの商会をそのまま置いておくのは勿体ないしな」
「へえ、それはまた」
「二人共大胆ね」
これにはだ。キャオもリリス
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