エピローグ3
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「あの戦いの中で」
「その道を決められましたね」
「何にしろいいことさ」
ガラリアもいた。
「憎んでも何にもならないからね」
「ああ、それはな」
「本当にその通りだな」
アレンとフェイもだ。彼等の選んだ道は。
「俺達もこっちの世界で働くと決めたからにはな」
「やっぱり清々しくやりたいからな」
「あいつみたいになったらな」
「どうしようもないからな」
ここでジェリルのことも思い出した。
「憎しみってのはやっぱりやばいんだよ」
「自分自身を滅ぼしちまう」
「そうだな」
ニーは彼等の言葉にも頷いた。
「これからは。その憎しみ自体を」
「そうね」
リムルがニーのその言葉に応える。
「もう二度と。お父様やお母様の様なことは」
「はい、そして貴方は」
「彼と」
「共にいます」
リムルもまたシーラとエレに応える。
「私達は二人で」
「共にこの世界の平和を築き守っていきます」
バイストンウェルでも平和が戻ろうとしていた。この世界も本来の姿に戻ろうとしていた。
聖戦士ダンバイン(OVA版)
シオンはシルキーと共に彼等の時代のバイストンウェルに戻ってきていた。そこは。
「全く違うな」
「そうね」
彼等のいた戦乱に覆われたバイストンウェルではなかった。そこは。
争いがなく誰もが平和に暮らしている。そうした世界だった。
その世界を見てだ。シオンは言う。
「ショウ達が築いてくれたか」
「そうね。あの人達がね」
築いた。それでだというのだ。
そしてここでだ。シルキーはシオンに対して問うた。
「それでだけれど」
「俺があの世界に行ったことか」
「あれはどうしてだったのかしら」
「やはり。世界が歪んでいて」
そのせいだというのだ。
「俺もまたあの世界に迷い込んでしまった」
「バイストンウェルも崩壊に瀕していたのね」
「そうだった。そしてそれは」
「偶然じゃなかったのね」
「アカシックレコードに導かれていた」
そうだったというのだ。
「それで俺もまた」
「そうだったのね」
「だがそれも終わった」
彼等のだ。その戦いもだというのだ。
「後はここで」
「ええ、そうね」
二人で話してだった。彼等はこの世界でこのまま生きるのだった。戻って来たこの世界で。
重戦機エルガイム
ギャブレーがマクトミンに尋ねていた。
「では貴殿は」
「その通り。この新生ペンタゴナにおいて」
「軍に残るのか」
「そのうえで戦おう」
「そうするのだな」
「私には軍が最も合っている」
だからだというのだ。
「そうさせてもらう」
「成程な。そういうことか」
「そしてだ」
今度はだ。マクトミンからだった。
ギャブレーに対してだ。こう尋ねたのであ
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