エピローグ3
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使うらしいぜ」
「そう。だから私達も」
「引き続き軍に残って」
「ここにいるってことさ」
「家に帰った気分ね」
今の心境をこう話すマヤだった。
「長い旅から帰って」
「そうだよな。長い戦いだったよ」
「本当にな」
「けれど。皆とはお別れじゃないから」
このことを話してだ。マヤは微笑んだ。
そしてだ。こうも言うのだった。
「また。機会を見てね」
「会いに行かないとな」
「そうして楽しくやるか、また」
彼等も戻っていたのだった。そしてそのネルフの司令室でだ。
加持がだ。冬月に話していた。
「まあ色々ありましたが」
「全ては無事に終わったな」
「ええ。私にしても」
その加持はどうかとだ。彼は温かい笑顔で言った。
「本来なら死ぬ筈が」
「こうして生きていてくれているな」
「おかしなことですね。死ぬ筈の人間が生き残っていて」
「今こうしてここにいることはか」
「ええ、不思議ですよ」
こう言うのだ。
「本当に」
「だが。それを奇貨として」
「そうですね。これからも」
「この世界の為に働かないとな」
「そうですね」
こんな話をするのだった。彼等もまた生きて未来を見ていた。
伝説巨神イデオン
コスモがカーシャとデクに話していた。
「じゃあ今からだな」
「そうよ。またね」
「新たな開拓地にね」
「またはじめるんだな」
コスモは感慨を感じながら言った。
「人間の未来を切り開く旅を」
「そうよね。確かに色々あったけれど」
「まただね」
「巨神もいなくなって」
そうしてだった。
「もう一度俺達は」
「行きましょう。仕切りなおしよ」
「俺達の家を見つけ出しに」
イデオンから下りた彼等は普通の人間としてだ。また宇宙への旅に出るのだった。
ベスはソロシップの艦橋でだ。カララ達に話していた。
「では今からだ」
「出航ね」
「そうだ。それでシェリル」
「ふふふ、そうね」
「君は居住区にいてくれ」
こうだ。彼女の大きくなった腹を見ながら言うのだった。
「何かあったら大変だからな」
「お腹の赤ちゃんの為にもなのね」
「そう。だから」
ベスは優しい笑みでカララに告げる。
「そこにいてくれ、暫くは」
「わかったわ。そうさせてもらうわ」
こうした話をしてだ。カララはその場を後にした。その彼女が退室してから。
ジョリバにハタリ、そしてモエラがだ。こう話した。
「ではベス」
「今から行こうか」
「俺達の新たな星に」
「そうだ、行こう」
ベスもだ。彼等に微笑みを見せたうえで答えた。
「俺達の未来へ」
「この銀河を越えて」
「その場所に向かおう」
「今からな」
コスモ達も乗せたソロシップが出航しようとしていた。未来を手に入
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