第百三十三話 GONG
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「私達の力で」
「やるとするか」
「うむ、そうだ!」
「我等の力でだ!」
カットナルとケルナグールも叫ぶ。
「人間の力か」
「思えば頼もしいもよ」
「確かに」
そしてブンドルもだった。
グラスを掲げ。彼は優雅に言うのだった。
「悪霊達を前にしても果敢に戦う」
「それこそがだな」
「そう言うのだな」
「そうだ。それこそが」
そしてだった。この言葉だ。
「美しい・・・・・・」
「よし、最後もな!」
「この言葉だ!」
「ああ、やってやるか」
ジョナサンはだ。彼女を見ていた。
「あんたも来てくれたしな」
「ジョン、いつも見ていたわ」
「ああ、わかってたさ」
ジョンは微笑んでアノーアに答える。
「いつも。見ていてくれたよな」
「私は。貴方の母親だから」
「俺はずっと気付かなかったんだ」
残念な顔でだ。ジョナサンは言った。
「母親ってやつがどういったものかな」
「ジョン・・・・・・」
「だがもうわかった」
今はだ。そうなったというのだ。
「俺はあんたの息子で」
「ええ」
「あんたは俺の母親だ。例え何があろうともな」
「じゃあジョナサン」
「御袋さんと一緒にだな」
「ああ、行くさ」
笑ってだ。ヒメと勇にも応える。
「この最後の戦いにな」
「オルファンさん、見ていて!」
「俺達はやる!」
ヒメと勇も言う。
「この戦いに勝って!」
「未来を手に入れる!」
「よし、俺もだ!」
バサラが。叫ぶ。
「歌うか!」
「最後の最後でね!」
「ああ、とびっきりのライブだ!」
ミレーヌにもこう返す。
「行くぜ、悪霊共!」
「ファイナルステージよ!」
「俺達の歌を聴けーーーーーーーーーーっ!!」
「コノ歌!」
シビルがその歌を聴いて言う。
「コノ歌ガ!」
「おお、今遂に」
「ガオオオオオオオン!」
「はじまるんだな!」
ガビルにグラビル、ギギルも思わず声をあげる。
「ここに真の美が、魂の美が!」
「はじまるか!」
「何、この歌」
ミレーヌはバサラのその歌を聴いて言った。
「今までにない曲だけれど」
「この曲はな」
レイがそのミレーヌに話す。
「バサラが」
「私達に預けてくれた曲」
ミンメイだ。何と彼女まで来た。
「それなのです」
「私達に!?」
「ええ、だから」
「ここはな」
「・・・・・・歌う」
ミンメイに続いてレイ達も言う。
「演奏は任せろ」
「だからミレーヌさんは私と」
ミンメイは微笑みミレーヌに話す。
「歌いましょう」
「ええ、あたし達も!」
「一緒に!」
シェリルとランカは既にステージにいた。衣装を着て。
「その歌歌うわよ!」
「皆で!」
「行くぜゴングだ!」
バサラが今
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