第百三十話 終わりのはじまり
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洸は笑顔のまま話すのだった。
「カズミさん」
「え、ええ」
「一緒に帰りましょう」
「皆でなのね」
「はい、皆のところへ」
「地球に」
「帰りましょう」
「有り難う・・・・・・」
カズミもだ。遂に言うのだった。涙と共に。
「洸君、皆・・・・・・」
「行くぞ!」
凱が再び叫ぶ。
「俺達は自分達の力で未来を創る!」
「俺達の未来の為に!」
「今から!」
「は、はい!」
ノリコもだ。涙を流していた。
「それなら!」
「よし、いいな!」
「やりましょう」
「皆の力で!」
凱に洸と竜馬が応えてだった。
「本当の勇気の力!」
「ムートロンエネルギー全開放!」
「今から!」
彼等がエネルギーを上昇させて。そして。
ノリコもだ。カズミに言う。
「やるわ!」
「やるのね!」
「ええ、お姉様!」
カズミを見て言うのだった。
「お姉様の命私に預けて」
「勿論よ、ノリコ!」
「お姉様!」
ガンバスター、そしてノリコが己の左胸を掴み。そして。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
ガンバスターの力を全て開放させた。最後の最後の力まで。
「御免、御免ねガンバスター!」
ガンバスターに謝りつつだ。全てを開放させた。
「電源オフ」
「ええ」
「一号炉全力運転」
カズミがそのノリコに話す。ガンバスターの力を全て放った彼女に。
「縮退開始!」
「縮退、開始!」
「あと零」
そして。
「二!」
「遂にね!」
「そうよ、臨界点突破!」
「うおおおおおおおおおおおおおっ!」
全ての力が放たれた。そうしてだった。
全てが光に包まれてだ。今全てが終わりだ。はじまろうとしていた。
第百三十話 完
2011・6・19
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