第百二十七話 発動
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戻りはできん!」
「それは貴方の主観です!」
「おわかりになられないのですか!」
「イデは発動した!」
こう言って最後のガンド=ロワを放とうとする。しかしだ。
それを見てだ。コスモは再びだった。
「くそっ、まだか!」
「あいつ、何処までわからないのよ!」
「総司令、貴方は・・・・・・!」
カーシャとギジェも忌々しげに言う。
「もうこなったら!」
「やるしかないじゃない!」
「完全に断ち切る!」
再びイデオンソードを出すコスモだった。
それでだ。あの惑星を両断した時の様にだ。
バイラル=ジンを断ち切った。ガンド=ロワもだ。
それによってだ。遂にだった。
ドバは炎に包まれだ。断末魔の叫びをあげた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
「何処までわからなかったんだ!」
コスモが爆発の中に消えていくドバに叫んでいた。
「だから!こんな!」
「!?いかん!」
最初に異変に気付いたのはギジェだった。
全てが光に包まれ。そしてだった。
全てが光に包まれていく。その中でだ。
彼等はだ。わかったのだった。
「イデの発動!?」
「じゃあ俺達は間違っていた!?」
「生きる為に戦ったことが」
「それが間違っていた」
「じゃあ私達は」
「結局」
その光の中でだ。言っていくのだった。
「この宇宙の失敗作なの!?」
「やることが全て遅かったというのか」
「まさか、こんな」
「こんな結末なんて」
「俺達は死んだのか?」
コスモが光の中で呟く。
「結局」
「まだだ」
何者かが。彼に言ってきた。
「審判の時は続く」
「御前は」
「・・・・・・・・・」
声は誰なのかは言わない。しかしだった。
コスモは声が誰なのか本能的に考えだ。怒りの言葉をぶつけた。
「御前の為にだ!」
「そう言うのだな」
「そうだ、どれだけの生命が失われたんだ!」
こうぶつけるのだった。
「全部御前が仕組んだことだ!」
「我は場を用意したに過ぎない」
こう反論する声だった。
「それだけだ」
「そう言うのか!」
「そうだ、我は見たいのだ」
声はまたコスモに言ってきた。
「御前達の生きる力」
「それをだっていうのかよ」
「善き力を」
こう言うのだ。
「この宇宙を生き残る力をだ」
「それならだ」
コスモは声の言葉にだ。すぐに問い返した。
「教えてくれ」
「我がか」
「そうだ、俺達はどうすればいいんだ」
こう問うのだった。
「どうすれば生き残れるんだ!」
「我々は見たい」
だが声は答えなかった。こう言うだけだった。
「我々の施した枷を越える者を」
「枷!?」
「運命を覆すものを」
光の中での言葉だった。そして。
光が消えた時
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