暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百十九話 もう一つの補完計画
[8/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。また言う彼女だった。
「どっちもね」
「それならな!」
 ここで前に出たのはだ。アポロだった。
 シリウスとシルヴィアに声をかけてだ。言うのだった。
「いいな、わかってるな!」
「無論だ」
「このアクエリオンで!」
「あいつを救い出す!」
 こうだ。熱い声で言うのである。
「そうしてやる!」
「では考えはあるのだな」
「それ、どうなの?」
「そんなのはない!」
 これがアポロの返答だった。
「そんなものは必要ない!」
「言い切ったわね」
 シルヴィアはその言葉にまずはこう返した。
「じゃあこのまま。一撃で」
「ああ、アクエリオンでダメージを与えてだ」
「あの手で。やるのね」
「そうだな。あれが一番だ」
 シリウスは意外にもだった。
 アポロのその考えに賛同した。そのうえでだ。
 アポロに対してだ。こう言ったのである。
「ではだ。今からだな」
「ああ、一気に手を伸ばしてな」
 そしてだと。アポロは言うのだ。
「ATフィールドを打ち破ってだ」
「中にいるシンジをだ」
「助け出すのね」
「考えなんて必要ない!」
 まさにだ。アポロらしい言葉だった。
「一気に突き破る!それで終わらせる!」
「そうよね。相手は暴走してるし」
「考えの通じる相手ではない」
「それならね」
「こちらも下手な考えは捨ててだ」
「それにだ!」
 アポロがまた叫ぶ。
「俺達は三人だけじゃない」
「ええ、皆がいるわ」
「共にアクエリオンに乗る仲間達がだ」
 今は操縦から離れているだ。彼等がだというのだ。
 シリウスとシルヴィアは彼等に対して。こう問うた。
「いいだろうか、全員でだ」
「シンジ君を助け出そう」
「私達全員の願いならば」
「絶対に。できるから」
「ああ、わかった」
 最初に頷いたのはピエールだった。
「その話、乗ったぜ」
「そうだな。それがいい」
 次はグレンだった。
「三人で無理だとしてもだ」
「全員ならね」
 麗花も言う。
「絶対にできるわ」
「三人で駄目でも」
「皆がいれば」
 リーナとつぐみも話す。
「どんなことでもできるのは」
「これまでやってきたことだから」
「それなら」
「ここでも」
 ジュンとクルトも続く。
「三人でなく皆で」
「心を一つにして」
「そのうえでシンジ君を救い出す」
 最後はクロエだった。
「そうしましょう」
「話は決まった」
 シリウスがアポロに話す。
「そういうことだ」
「わかった。それならだ!」
「皆の心を一つにしてね!」
 アポロだけでなくシルヴィアも応えてだ。そのうえでだった。
 アクエリオンの両手が伸びる。そうして。
 ATフィールドを突き破りそれからエヴァの周りを何重にも囲みだ。それで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ