暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第百十九話 もう一つの補完計画
[7/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れぞれ話していく。彼等はわかってきたのだ。
 その中でだ。カトルがだ。シンジに問うていた。
「シンジ君!シンジ君!」
「大丈夫ですか!?」
 カトルだけでなくだ。ニコルも問う。
「大丈夫でしたら!」
「返事をして下さい!」
「駄目なのかよ」
 ディアッカが忌々しげに呟いた。
「返事がねえな」
「まさか、いやそんな筈がない!」
 イザークがそれを否定する。
「おあいつはまだ生きている!」
「それならここは」
 アムロが言った。
「まずはだ」
「まずは?」
「中佐、どうされるんですか?」
「エヴァシリーズを殲滅する」
 そうするというのである。
「そしてエヴァ初号機の動きを止めてだ」
「そうしてですか」
「そのうえで」
「そうだ、エヴァのコアでもある彼を」
 そのだ。シンジをだというのだ。
「救出するんだ」
「そうするんですね」
「ここは」
「そうしてシンジ君をですか」
「助け出すんですね」
「それしかないわね」
 ミサトもだ。腹を括った顔で言った。
「この事態を止めるにはエヴァシリーズを消滅させるしかないわ」
「はい、じゃあ」
「ここはですね」
「まずはエヴァを」
「量産型を」
 こう話してだ。彼等はだ。
 量産型に向かう。しかしだ。
 その中でだ。ミサトはまた言うのだった。
「世界とシンジ君ね」
「まさかと思うけれど」
「ええ、カルネアデスの方舟ね」
 それだとだ。リツコに話すのだった。
「どっちかをね」
「そう本気で思ってるの?」
「前の私だったらそう思っていたわ」
 ミサトの言葉は限定だった。
「けれど今の私はね」
「そういう考えにはならないわね」
「世界は絶対に救うわ」
 これは絶対だというのだ。
「けれどシンジ君もね」
「絶対によね」
「それができなくて何だっていうのよ」
 ミサトは強い声で言う。
「一人を救えなくて。世界は救えないわ」
「そういうことね。それじゃあ」
「ここは」
 こう話してだった。彼等はだ。
 戦いに向かう。そしてだった。ミサトはまた言った。
「最優先事項はね」
「はい、それは」
「何ですか?」
「各機はエヴァ初号機の動きを止めて」
 そうしてだというのだ。
「シンジ君を救出して!」
「任務了解」
 ヒイロが応える。
「答えはそれしかない」
「そうね。やれるわ」
 ミサトはだ。前を見据えていた。
「絶対に。何があってもね」
「随分と変わったな」
 加持がここでミサトに言った。
「前だったら片方だけを取っていたよな」
「そうね。世界をね」
「それがか。今は」
「両方よ。やってみせるわ、いえ」
「いえ?」
「絶対にできるわ」
 言葉をだ。こう言い換えたのである。
 そしてだ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ