第百十七話 まつろわぬ神
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るのだった。そしてだ。
その壊れゆく聖堂の中でだった。彼が出て来たのだ。
「どうやら」
彼は言うのだった。龍の頭上から。
「僕のアシストも少しは役に立ったかな」
こう言ってだ。そしてだった。
「霊帝ルアフ、それにシヴァー=ゴッツォ」
彼等の名前も出す。
「まつろわぬ神は君達を見捨てた様だね」
こう言ってだ。彼もそこから消えるのだった。
そしてだ。地上に出たロンド=ベルは。
隕石雨の中にいた。その状況は。
「だ、駄目だ!」
「このままではこの星が」
「持たないぞ!」
「早く脱出だ!」
「待って下さい!」
ここでラクスが言う。
「まだこの星の人達が」
「えっ、いるのか!?」
「まさか」
「どうやら」
このことにだ。ラクスは気付いたのだ。
「まだ残っているようです」
「くっ、ならばだ!」
ベスがそれを聞いてすぐに言った。
「彼等も助けないと!」
「けれどこのままじゃ!」
「こっちも!」
「しかし、それでもだ!」
ベスは既に決意していた。
「助けを必要とする人達は」
「その通りだ」
大文字も言う、
「彼等を放っておくことは許されない!」
「各艦発進!」
ブライトも指示を出した。
「可能な限りの人々を収容する!」
「了解です!」
「わかりました!」
皆ブライトのその言葉に頷く。
「それならすぐに」
「できるだけ多くの人達を」
「その後の離脱は」
ブライトはそのことも話した。
「各艦の判断に任せる!」
「よし!全員助けるぞ!」
「急げ!」
皆それに動こうとする。だがここでだった。
突如としてだ。何かが来た。それは。
「帝国軍!」
「くっ、こんなところで!」
「しかし!」
それでもだった。今はだ。
「連中とことを構えている余裕はない!」
「それなら今は!」
「早くバルマーの市民達を!」
「助けるんだ!」
「応答を願う」
その彼等にだった。
ジュデッカ=ゴッツォの声だった。彼が言ってきたのだ。
「地球人達を」
「ジュデッカ=ゴッツォ、一体」
「何の用だ!」
「バルマーの民だが」
彼等について話すのだった。
「こちらでも今収容中だ」
「えっ、まさか」
「じゃあ俺達とは」
「戦わない!?」
「何故我が同胞達を救う者達と戦う」
これがジュデッカ=ゴッツォの言葉だった。見ればだ。
七隻のヘルモーズもある。そして残っていたバルマーの軍もだ。
「その様な者はいない」
「じゃああんた達は」
「もう俺達とは」
「戦わない?」
「そうだ。戦いは終わった」
こう言うのだった。
「全てはシヴァーの、いや宰相殿の考え通りだ」
「シヴァー=ゴッツォ、そんなことまで」
「あらかじめ手を打っていた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ