第百十三話 拳と拳の戦い
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だった。
「やるぜ、今こそ!」
「うむ、来るがいい!」
「この戦いであんたは生まれ変わるんだ!」
「礼を言うぞ!」
ゼンガーとトウマ達への言葉だった。
「くすぶっていた燃えカスに火を点けたことはな!」
「そしてだな」
「そうだ。トウマよ!」
トウマへの言葉だった。
「このバラン=ドバンとだ」
「そしてそのぺミドバンだよな」
「ドバン家の魂よ!」
ペミドバンこそがだ。そうだというのだ。
「御主に打ち砕くことができるか!」
「ああ、やってやるさ!」
トウマも彼のその言葉を受ける。
「そして勝つのはだ!」
「御主だというのか!」
「ああ、俺だ!」
まさにだ。彼だというのだ。
「それを見せてやる!」
「来い!」
両者は対峙しながら言い合う。
「我が鎖受けてみよ!」
「俺のこの拳をな!」
こうしてだ。彼等は一騎打ちに入ったのだった。
互いに一歩も引かず攻防を続ける。百合、二百合と重ねていく。だが二人は戦い続ける。
そして千合に達した時だった。遂にだ。
トウマがだ。ミナキに告げた。
「ミナキ、あれだ!」
「あの技ね、トウマ!」
「そうだ、バランにはあれだ!」
まさにだ。その技だというのだ。
「あれで決める!それが最高の勝負の決め方だ!」
「そうねトウマそれじゃあ!」
「ダイナミックライトニングオーバー!」
トウマは叫びはじめた。
「フルドライブ!」
こう叫んでだった。
「プラズマドライブ!」
ミナキもだ。ボタンを押した。
「フルバースト!」
「受けろバラン!」
こうしてだった。
「俺の全てを賭けて!」
「ええ、トウマ!」
「ミナキ!大雷鳳は今!」
「舞って!最高の舞を!」
「うおおおおおおおおおおおおおっ!!」
跳んだ。そしてだ。
神の鳥になりだ。ペミドバンに蹴りを浴びせた。
「せいやああああああああああああああっ!!」
「百パーセント突破!けれど!」
「これが俺の!」
攻撃を浴びせてからだ。トウマは再び跳んだ。そしてだ。
さらにだ。急降下で蹴りを浴びせてだ。
「限界を超えた一撃だ!」
「むうっ、前よりも!」
「受けろ、あんたの新生をーーーーーーーーーーーっ!!」
再び蹴りを浴びせた。それを受けてだ。
ペミドバンは大きく吹き飛ばされた。それでだった。
勝負は決まった。まさにだ。
「俺の勝ちだな!」
「うむ、見事だトウマよ」
バランは立ち上がった。そのうえでだ。
トウマに対してだ。こう告げたのだった。
「貴様は勝った、このわしにな」
「ああ、これであんたもな」
「そうだな。しかしな」
「しかし。どうしたんだ?」
「よいぞ、この戦い!」
笑ってだ。こう言うのだった。
「これこそが漢
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