第百十三話 拳と拳の戦い
[3/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
というのだ。
「この星に来た」
「このバルマーまで」
「そうなのだ」
クワトロも話す。
「この銀河を終焉から救う為にだ」
「僕の力が必要なのかな」
「まずは会談をしたい」
クワトロは政治的に話した。
「そのうえで我々に力を貸して欲しい」
「そうだね」
一呼吸置いてから。ルアフは答えた。
「君達はナシムの子だ」
「だからなんですね」
「そう。ならばこの出会いも運命だろう」
こうシンジにも言う。そしてだった。
「いいだろう」
こう言ったのだった。
「君達がゼ=バルマリィの地に降りるころを許そう」
「おい、話が決まったぜ!」
「ああ、これで遂に」
「俺達の戦いがまた一つ終わるんだ」
「バルマーとの長い戦いも」
「これでようやく」
「待っているよ、ナシムの子等」
ルアフは喜ぶ彼等にまた告げた。
「そこで全てをはじめよう」
こう話してだ。戦闘を終わらせたのだった。そうしてだ。
ルリアがだ。彼等のところに来てだった。
そのうえでだ。彼等に話すのだった。
「あの」
「ああ、ルリアさん」
「大尉のことは有り難うございます」
「本当に」
「いえ、そのことではなくです」
ルリアはだ。こう彼等に話すのだった。
「貴方達のことですが」
「俺達の?」
「俺達のっていうと」
「一体何が」
「あるんですか?」
「アポカリュプシスのことです」
そのことを話すのだった。
「そのことですが」
「何かわかったの!?」
セレーナがすぐに問うた。
「まさか」
「はい、まず貴方達御自身のことです」
そのことから話すのだった。
「陛下が仰っていました」
「あの霊帝が」
「俺達のことを」
「貴方達はあらゆる力を備えた」
それが何かというのだ。
「銀河の特異点なのです」
「ふむ、特異美か」
「そうです」
ガビルに対しても述べる。
「力が集中しています」
「ふむ。そうなのか」
「そしてそれはです」
その力の集中が何かというのだ。
「それ自体がアカシックレコードの意志なのです」
「アポカリュプシスを引き起こす」
「その意志」
「そうです、言うならばカードを揃える為に」
何をしたのかというのだ。
「あらゆる手を使って」
「それではだ」
「はい、イデに関してもです」
こうギジェにも話す。
「同じなのです」
「そうだったのか」
「そうした意味で、です」
ルリアの言葉は続く。
「貴方達は選ばれたと言えます。しかしです」
「しかし?」
「しかしというと」
「貴方達はその力を戦いに使われてきました」
「それはだ」
ブライトが反論する。
「我々が生き残る為に止むを得なくだ」
「はい、しかしです」
「しかしというのか」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ