第百九話 二つの星
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我等に勝てるか」
ジュデッカ=ゴッツォはそれも問うた。
「汝等がだ」
「このままだとな」
「あのネビーイームに撃たれて終わりだぞ」
「戦闘どころじゃない」
「どうすればいいんだ」
「ここは」
しかしだ。ここでだ。
神代がだ。こう言うのだった。
「敵艦隊との戦闘は主力に任せて」
「主力にですか?」
「ええ、それでね」
慎悟に対して話すのだった。
「一部のマシンの遠距離射撃で」
「ネビーイームを行動不能にするんですね」
「それしかないわ」
こう話すのであった。
「さもないと。このままでは」
「そうね」
神代の提案に頷いたのはだ。ユンだった。
「戦艦とかダンクーガとかでよね」
「ええ、考えてみれば」
レフィーナも言う、
「ここはそれしかありません」
「はい、それでは」
「作戦変更です」
レフィーナはすぐに全軍に告げた。
「主力はこのまま敵軍と戦います」
「はい」
「そうしてですね」
「一部の遠距離攻撃用の大火力を持つ戦艦及びマシンがです」
その彼等でだというのだ。
「ネビーイームを攻撃します」
「その攻撃ポイントだが」
サコンがだ。コンピューターで計算及び分析しながら話す。
「あそこだ」
「あそこか」
「あそこですね」
「そうだ、あそこだ」
各機、各艦にデータを送りながらの言葉だ。
「あそこに集中攻撃を浴びせる」
「そうすればですね」
「敵の動きが止まる」
「あのネビーイームが」
「後は敵軍だけだ」
こうも話すサコンだった。
「わかったな。それではだ」
「はい、それじゃあ」
「今から」
「まずは俺だな」
ロックオンが名乗りを挙げた。
「俺のガンダムならな。遠距離攻撃はお手のものだ」
「俺もだな」
次はミシェルだった。
「狙撃なら任せてくれよ」
「ダンクーガもいけるからな!」
忍も名乗りを挙げる。
「断空砲ならな!一撃だぜ!」
「俺も行きます!」
シーブックもだった。
「ヴェスパーなら。遠距離攻撃も」
「イオン砲もいいよな」
「ああ、いけるぞ」
「こういう時のイオン砲じゃない」
勝平に宇宙太と恵子が話す。
「わかったらな!」
「行くわよ!」
「ああ、わかった!」
勝平も二人に応える。そして。
戦艦はだ。この艦だった。
「ではエレ様」
「はい」
エレがだ。エイブの言葉に応えていた。
「オーラノヴァ砲ならば」
「あの要塞も食い止められます」
「それではです」
「我々も」
「いいか、諸君」
大河がその選抜された面々に告げる。
「一撃にかかっているのだ」
「ああ、わかってるさ」
「それはな」
こう返すロックオンとミシェルだった。
「こうしたことはいつもだからな」
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