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吾輩は猫である
無印前
番外 吾輩、吾輩の出番は? さざなみ寮編
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「にゃー!」
「でも……さすがにこれはちょっと高いよ……」
「にゃあぁぁ?」
「ひぃ!」


なんかすごく睨まれたよ! 猫なのに怖いよ!


「にゃん、にゃにゃにゃにゃにゃーんにゃ!(ああん、クソまずい廃棄物をみんなに内緒で処理してやってるのになんやその態度わ!)」


なんか幻聴で聞こえるよー! 廃棄物なんて……確かに失敗した奴処理してもらってるけど……


「でも……モン〇チはちょっと高いよ……。隣のこれじゃダメ?」
「にゃにゃん?(ああん?)」
「うう……」


怖いよー! 助けて薫ちゃんー!


「分かった買ってあげるから怒らないでよ〜(涙)」


その日私はモン〇チセットを買わされた……うう……財布が軽くなったよ……


〜 那美視点終 〜






〜 美緒視点 〜


那美と久遠が猫を連れてきた。
那美の説明によるとあいつの名前はカオスで、なんでも食べる妖怪のようだ。
薫やこーすけは別に住んでもいいと言ってるが僕は気に入らない。
猫なら私のが格上ってことを教えるのだ!


「やい! 最近ここらの猫を倒して自分のテリトリーにしてるのはお前か!」
「にゃーん?(だったらどうする?)」
「ここいらのボスはあたしだってことを教えてやる!」
「……ニャッ!(……ハッ!)」


ブチッ


「うおらあぁぁぁあぁぁ!!」
「にゃ〜ん(ざんね〜ん)」


結構本気で殴ったのにいともたやすく避けられ、後ろに回り込まれた。
後ろで着地した音が聞こえたので、振り向きざまにその場所へおもいっきり拳を打ち込んだ。


「そこだ!!」
「にゃ!(振り向いたな馬鹿め!)」
「え? ごふぅあぁ!!?」


カウンター……だと……
ああ、意識が……悔しい……の…だ……ガクッ





カオスに負けてから何度も挑んでる。


「カオス今日こそ勝つのだ!」
『ハッ!!』
「ガフッ!?」


カオスがご飯を食べてる時も


「隙有り!!」
『んなもんはない』
「ギャッ!?」


十六夜達と日向ぼっこをしてる時も


「…………オラッ!」
「にゃ?(ん?)」ガンッ!
「ッ!!!?」プルプル
「にゃん?(なんかしたか?)」


風呂に入ってる時も


「これならどうだ!!」
「にゃ(えい)」ポイ
「え?」ツルッ
「にゃ〜(足元注意だ)」
「にゃんッ!!」ゴッ!
「m9(^Д^)プニャー」


勝てない……まったく勝てる気がしない……
どうやったら勝てるのだ?


「そうだ! 美由希に鍛えてもらおう!」


後日学校で美由希に頼んでみた。

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