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吾輩は猫である
無印前
番外 吾輩、吾輩の出番は? さざなみ寮編
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どうやって食べるんだろ? 顔を突っ込むのかな?


「そ、そう? じゃあ、食べましょ」
「「「いただきます(にゃーん)」」」


くぅん♪ やっぱり油揚げ美味しい♪


「にゃーん(ごちそうさま)ゲプッ」
「「はやっ!?」」


うわ、スープも全部無くなってる。どうやって食べたのか全然わからなかった。


「うわ、汁が一滴も残ってない! え、何この食べる速さ!」
「かおす、妖怪?」
『妖怪のような何かだと思う』


本当にかおすは変な猫だ。





かおすをさざなみ寮に連れて行った。
那美がみんなにかおすのこと説明すると、美緒がかおすに何か言ってる。だけどかおすはそんな美緒を軽くいなして挑発してた。美緒は怒ってかおすに攻撃をしたけど、かおすはその攻撃を簡単にかわしてカウンターで美緒をノックアウトした。美緒残念な子。
それを見た薫が興奮してかおすに挑もうとしたけど那美に必死に止められてた。


『なんか賑やかなとこだなここ』
『うん、みんなの大切な場所』





かおすの側にいるとなぜか楽しい、美緒は相変わらずかおすに挑んではボコボコにやられてかおすのお立ち台にされてる。


「にゃーーーーー!(オラーーーーー!)」ドゴォ!
「ゴフッ!?」
「にゃっ!(イエイ!)」


あ、やられた。
かおすは美緒の上で二足で立ってサ〇エさんのタ〇みたいなポーズをしてた。


『かおす……ごはんだよ』
『うぃーす』


かおすの近くにいるとあの人と似たような感じになる。すごく温かい……かおすはずっと私といてくれる?





今日、かおすがあんまり元気じゃない。なんかあったのかな?
美緒あんまり動かないで落ちちゃう。


『どうしたのかおす?』
『暇なんだ久遠……することなくって……(^p^)』


すると居間からニュースが聞こえてきた。それを聞いたかおすが急に固まり、悪いことを考えてる顔になった。
その夜、かおすはただ一言「ちょっと、遠くへ散歩に行ってくる」と言い残し、いい笑顔で寮を抜け出していった。
そのあと数日戻ってこなかった。神社にも来なかった。
なんかとっても寂しい。かおすが帰ってきたら薫にお仕置きしてもらおう。


〜 久遠視点終 〜






〜 那美視点 〜


今日、久遠に友達ができた。
久遠にその友達の名前を聞くと、どうやらカオスと言うらしい。しかも名前は自分で名づけたようだ。


「あら、そうなの? 最近の野良猫って名前持ってるんだ……。カオスか……猫も厨二病を発症するんだ……」


それよりうどんを並べないと。


「久遠、今日のお昼はきつね
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