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吾輩は猫である
無印前
吾輩、過去を語る 続々
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ースになるな……




269〜
400日目


海鳴全域の野良猫は支配下に治めることに成功した。あとは飼い猫だ、あいつらは既にボスがいるから言う事を聞かせるのは難しい。だけど俺は諦めない、完全な家猫は捨てるとして外に出ることができる飼い猫は支配したい。


ん?


「でねでね、昨日お姉ちゃんの作った料理を食べたお兄ちゃんが青い顔して倒れちゃっの!」
「うわぁ……美由希さんの料理マジリーサルウエポン」


相変わらず仲がいいなあの2人。実はもうくっついてるんじゃないか?


「なのは、俺……父さんの転勤で引っ越すことになったんだ」
「えっ?」
「明日にはもう海鳴を去らないといけないんだ。だからさ……」
「嫌だよ! 行っちゃ嫌なの!!」
「なのは! ……俺だって嫌さ、でもこれは決まったことなんだ……」
「うぅ……うわぁぁぁぁん!! 嫌なの! いなくなっちゃ嫌なの!」
「アリサやすずかだっている。きっと大丈夫さ……なのはパソコン使えるだろ。それで毎日連絡だってできるさ」
「うぅ……ひぐッ……で、でも私たちだけじゃ皇咲くんや衛宮くんの対処なんてできない

の……」


「あ〜、本気に嫌になったら連絡くれ、俺があいつを張り倒してやる」
「本当だ。だから泣かないでくれ」
「ぐす……うん!」
「やっぱりなのはは笑ってた方がかわいいな」
「か、かかかかわいい!?」
「それに俺なのはの”なの”とか”にゃ”って口癖すごくいいと思うぞ。うんかわいい(確信)」
「そうかな? えへへ///」
「ああ、きっとなのはのこと忘れなくなるよ!」
「////」


おお、なんて素晴らしいラブコメなんだ。甘い! 甘すぎるこの空間!
手なんか繋いじゃって……ロリの方なんか顔が真っ赤になっちゃってかわいいのう。
ショタの方はええ男やな〜、普通あの年であんなこと面と向かって言えないぞ。
吾輩はなんていい場面に遭遇したんだ、感動的だ!


「………計画通りッ!」


あ、あれ? ショタの方がまるで某新世界の神みたいな顔になったぞ。


「えへへ///」
「くっくっく」


………よし、見なかったことにしよう。


「一哉くん///」
「くけけけけけけけ」


見てないったら見てない!! てかロリよお前の隣にいる奴の顔をよく見ろ夕日のせいでいろいろ隠れてしまってるが、どんな殺人犯よりヤバイ顔になってるぞ。



あいつらは手を繋いで夕日の向こうに消えた。
ああ、今日はなんか疲れたな……
今日はもう神社に行って久遠がいたら一緒に寝よう。夢に出そうだ……


イイハナシダッタノニナー!!




401日目


いなかったよ畜生!

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