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吾輩は猫である
無印前
吾輩、過去を語る
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グルメ細胞が!?
この感じ……まさか壁を越えたのか?
ネズミの肉で適合する俺の才能ェ……




6〜9日目


ひたすらネズミや鳥などの小動物を食べてきたが、なんかリスを最近見なくなってしまった。ネズミも最近見つからなくなってきた。
そろそろ場所を変えるべきだろうか。いつかここいらの小動物を喰い尽くしてしまうだろう。
移動するか。そろそろ町を見つけないと、昨日ヘリの音が聞こえたから人はいるはずだ。




とりあえず真っ直ぐ進んだ結果なんとか町に出ることができた。
どうやらどっかのお屋敷の裏手の森だったらしい。
今日は適当に町を散策しよう。





どうやらこの町は海鳴市と呼ばれるとこらしい。なんかすごい金持ちと私立小学校があるとか。
なんかそれくらいだった……
なんか狩って今日はしまいにしよう。





町には小動物なんていなかったんや。コンクリうまうま。
牛肉喰いてぇ………




10〜21日目


なんかコンクリ喰いまくってたら体が異様に硬くなった。
飛んできた空き缶が硬い物に当たったような音を響かせて凹んだ。当たったのは俺の腹だ。腹だ。大事なことなので2回言いました。
オラクル細胞の効果で俺の体は少なくともコンクリ並の硬さになってると思う。
なら鉄を喰ったら俺の体はいったいどうなってしまうのか? 気になります!
それから俺はひたすら町にある鉱物を喰い続けた。鉄、銅、金、銀、合金なんでも喰う。
その結果俺をはねた飛ばした車が逆に大きく凹んだ。運転手はめっちゃ唖然としてたよ。そりゃ、猫をはねたと思ったら自分の車が ベッコ! っと凹み、はねた猫は無傷で運転手に向かってドヤ顔で去って行くんだから当たり前である。
だがデメリットもあった。体重がなんと60kgを超えた。想像してくれ60kgの鉄の塊が縦横無尽に動きまわるのを……軽く恐怖である。
「わーい! ねこだー!」って言われながら子供に抱かれることもできない。突っ込んできた子供を避けなければその子っが大怪我するのは必須。
泣けるぜ!












「緊急ニュースです。海鳴市内にある廃工場、廃車が消える事件が多発しています。犯人の特定はまだできていません。おそらく犯人は―――――――」


やべぇ







今回の食事

ネズミ 58匹
鳥(カラスや雀など) 73羽
リス 10匹
雑草 50坪ほど
木 25本
コンクリート 約1t
鉱物 約20t

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