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吾輩は猫である
無印前
吾輩、過去を語る
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散々歩き回ったの結局元の場所に来てしまった。俺ってこんなに方向音痴だっけ?
もう日も暮れてきたしなんか食べる物探して今日は諦めるか………













何も捕れなかったで候


ねずみには散々翻弄された挙句逃げられ、鳥には近づいただけで逃げられる始末だ。自然界怖いわーすっげー怖いわー…………なんか鳥に鼻であざ笑われた気がしたがきっと気のせいだ。うん、そうしよう。そう思わないと泣きそうになる………グスン。
結局1日目は何も食べられずに終了した。寝床は最初目覚めたとこに作った。





2日目


リベンジだ!





参りました!




3日目


とりあえず参戦を考えよう。とりあえず罠だ! 人間の英知でなんとかなるはずだ!!





今は猫ですはい。




4日目


3日も飯を食ってないからヤバイ。もうふらふらして目が霞んで来た……
今日なんか捕れなかったら俺は死ぬだろう……こんな状態で捕れるかわからないが頑張ってみよう。





無理♪
むしろ初日より動きが悪かった。まあ、当然といえば当然な結果ですよねー
空腹で全力なんて出せるはずがなかった。
もう……疲れたよパトラッシュ……眠いんだ……最後にサイ〇リアのアンチョビのピザを食べたかったよ……お休み…………














5日目


オラクル細胞があることをすっかり忘れてた。
死ぬ直前に思い出して、動かない体に鞭を打ち、周りの雑草を一心不乱に食べてなんとかなった。味は所詮ただの雑草、そこらへんに生え、ただただ苦くまずい。しかし、数日ぶりに食べることができた俺は感激のあまり周りにあるものを手当たり次第に喰った。ひたすら喰った。雑草がなくなったら石を喰い、石がなくなったら木を喰らった。
喰い続けて満腹になった頃にはすっかり朝になっていた。それにしても……
なんということでしょう。見渡す限り木々で覆われていた森がた匠の食欲によって土がむき出しになった広間に。
オラクルさんぱねぇっす! 本当になんでも喰えるんですね!
オラクル細胞のせいか喰った物の情報が解る。それにしても本当にまともな物をまだ一つも喰ってないな。
体力も満タンになったし…………









復讐するか。


体力が満タン俺に勝てる小動物なんているはずがない!!
体力が戻ってから面白いくらいに捕まる捕まる。
今夜のご飯はネズミ15匹、鳥19羽、リス4匹だ!
………5日ぶりの肉……この世の生命に感謝して……いただきます!







肉うめぇ……ん? なんか体が輝いて……まさか
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