第八十七話 降臨!!ジェネシックガオガイガー
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ラ」
「ああ、感じるな」
「凄いな、これは」
実際に凱もこう言うのだった。
「エネルギーが身体中にみなぎるぜ」
「新しいガイガーだな」
「それこそが」
「そう、そして」
護はまた彼等に言う。
「あれが本物のガイガーなんだ!」
「護!」
その凱が護に言ってきた。
「命を頼んだぞ!」
「うん!」
「よかった、凱・・・・・・」
命は涙さえ流していた。彼の今を見てだ。
そうしてだった。護は命を連れて後ろに下がっていく。また戦いがはじまろうとしていた。
「おのれ!」
「命、いいか」
「ええ、凱」
彼は今は自分に迫るアベル、赤い球体を見ながら命と話していた。
「後でゆっくりと話がしたい」
「後でね」
「そう、後でだ」
必ず帰って来るというのである。
「待っていてくれ」
「うん、それじゃあ」
「よし!それなら!」
「うおおおおおおおおおっ!」
その拳を赤い球体に繰り出す。すると。
「うっ!」
「これまでとは違う!」
こうアベルに言う凱だった。
「俺はもう!」
「何という強さか」
「蘇ったようだな」
ここでJも言った。
「貴様等の天敵が」
「そうだね」
Jの言葉にルネが頷く。
「熱いね」
「熱いか」
「ああ、身体も心も」
彼女は笑顔になっていた。凱の復活と新生がそうさせていたのだ。
そしてだ。アベルは。
「ここは」
「どうするのだ」
「ソールウェーブを集中させるのです」
こうパルパレーパに告げるのだった。
「出力はこちらが上です」
「わかった、それではだ」
「御願いします」
「ケミカルフュージョン!」
彼も変身した。あの姿にだ。
「パルパレーパ」
「来たか!」
「ソールウェーブ発射!」
彼はすぐにそれを放った。そうしてだ。
ジェネシックガイガーを撃つ。今度は凱が退いた。
「くっ!」
「凱!」
「大丈夫か!」
仲間達が彼に叫んだ。
「いけるか」
「どうなんだ!?」
「再生の力を止めるもの」
ここでだ。何処からか声がしてきた。
「それは破壊の力」
「!?この声は」
「一体」
「今度は誰だ!?」
「誰なんだ?」
「破壊は新たなゼロへの希望」
声はだ。驚くロンド=ベルの面々をよそに言い続けてきた。
「無限なる可能性への挑戦」
「そう、それなら」
そこまで聞いてだ。命が言った。
「私も」
「命姉ちゃん!?」
「凱を、護君を、皆を!」
彼女がだ。ボタンにその拳を叩き付けた。
「ジェネシックドラーーーーイブ!」
「来た!」
「それが!」
「今こそ!」
そうしてだった、凱のその周りにエネルギーが広がり。
さらに多くのものが合わさってだ。さらに雄雄しく猛々しい姿になりだ。そ
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