第八十五話 ベスの選択
[8/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
には扱われない筈です」
「そうですね。それでは」
「今から」
「けれど」
しかしだった。ここでアルマナは困ったような顔を見せてだ。ルリアに話すのだった。
「けれど」
「けれどとは」
「よかったのかしら」
ついつい地の言葉を出してしまっていた。
「こんなに大胆に行動して」
「ご心配なく」
しかしだ。ルリアは微笑んでアルマナに放すのだった。
「ロンド=ベルですが」
「あの人達ですね」
「この星の大気に混入された物質によって無力化していますから」
「あれが役に立ちましたね」
ここで微笑むアルマナだった。
「ルリアの用意してくれていたマスクが」
「当然です」
ここでだ。ルリアも微笑むのだった。
「姫様を危険にさらさない為に」
「私の為にですか」
「そうです。その為に私はです」
どうしているか。それを話すのであった。
「常に細心の注意を払っていますから」
「有り難うございます」
「礼には及びません」
そんな話をしていた。そこでだった。
扉が開いてだ。クスハとブリットが飛び込んできたのだった。
二人はすぐに銃を構えてだ。彼女達に告げた。
「動かないで下さい!」
「大人しくしてくれ!」
「しまった!」
ルリアはそれを聞いて苦い声を出した。
「既に身体の自由を取り戻していたか」
「えっ、まさか」
「貴女達が」
二人を見てだ。クスハとブリットは思わず声をあげた。
「アルマナさん」
「ルリアさんが」
いたのは二人だった。そうして。
戦闘用意も進められていた。その中でだ。イーグルがジェオとザズに尋ねていた。
「状況はどうですか?」
「出撃は何とかできるな」
「それはね」
二人はそれはいけるというのだった。
「しかしな。俺達もだがな」
「皆吐き気とか頭痛がね」
「そうですか。そうした状況ですか」
「サコンさん達の話だとな」
「普段の八割程度の戦闘力らしいよ」
三人の話を聞いてだ。アスカが言った。
「それでは負けてもおかしくないぞ」
「はい、それでは」
「敵の数も多いようですし」
シャンアンとサンユンがそのアスカに述べる。
「状況は芳しくありませんな」
「二つの勢力を戦うとするならば」
「困った話じゃ」
アスカも腕を組んで困った顔になるしかなかった。しかしだ。ここでタータがこう言うのだった。
「けどうち等の今の相手はそっちの連中やないからな」
「あら、タータもわかってるのね」
「当たり前や、姉様」
こう姉に返すのだった。
「うち等の今の相手はあのけったいな連中や」
「ソール十一遊星主ね」
「あの連中を何とかせんと」
「こっちの世界が」
「消えるな」
クリフが深刻な目で述べた。
「宇宙収縮現象だったな」
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ