暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第八十五話 ベスの選択
[6/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「どうするんだい、ここは」
「止むを得ない」 
 Jの返答はは無念そのものだった。
「ここはだ」
「下がるんだね」
「離脱するしかない」
 実際にこう言う彼だった。
「それではだ」
「ああ、それじゃあね」
「全速だ」 
 あらためてトモロに告げた。
「あの戦艦を振り切る!」
「了解」
 トモロも応えてだった。今は彼等は戦場を離脱するしかなかった。
 そしてステーション内ではだ。宙が苦い顔になっていた。
「まずいな、頭数がな」
「そうだな。とてもな」
 バサラが彼に応えて言う。
「足りないからな」
「けれどよ、このままじゃよ」
「どうしようもないよ」
「やるしかない」
 オルガにクロト、シャニがその宙に言ってきた。
「俺達もいるからよ」
「やれることなら何でもね」
「する」
「それではです」
 アズラエルが彼等のその言葉を受けて言う。
「寝ていなさい」
「何っ、何もするなっていうのかよ」
「それってあんまりじゃないの!?」
「何かさせろ」
「出番はすぐにきますよ」
 アズラエルは不平を述べる彼等にまた話した。
「そう、すぐにね」
「戦いかよ」
 シンはその出番が何によるものかすぐに察した。
「敵が来るっていうんだな」
「その複数の勢力が」
「それを相手にするにはだ」
 レイヴンが難しい声で述べてきた。
「やはり私達だけではな」
「へっ、何百万でも来いってんだ」
 シンはあくまで強気であった。
「俺がまとめて相手してやるぜ」
「それではだ」
 ここでだ。誰かが来た。それは。
「俺もやらせてもらおう」
「えっ、クォヴレー」
「無事だったのかよ」
「無事ではない」
 それは否定する彼だった。
「まだ意識がはっきりしないところがある」
「けれど出て来たって」
「どういうことだ」
「彼女の話ではだ」
 ここで言うのはパピヨンのことだった。
「今はだ」
「今は?」
「っていうと」
「持ち直してきている」
 そうだというのであった。
「少しずつだがな」
「だからか」
「こうしてあんたも」
「来られたのか」
「俺だけではない」
 ここでまた言うクォヴレーだった。
「他にもだ」
「えっ、じゃあ」
「皆も!?」
「そうだ。しかしだ」
 だが、というのであった。
「万全ではない」
「どちらにしろだ」
 それを聞いてだ。ロジャーが言った。
「今敵に襲われたならばだ」
「ひとたまりもない」
「そういうことね」
 彼の言葉にドロシーも頷く。まさにその通りであった。
 そしてだ。宙がそのクォヴレーに対して言うのだった。
「悪いがだ」
「ああ。何だ」
「この基地のレーダーシステムを動かすのを手伝ってくれ」
「それをか」
「衛
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ