第八十四話 勇者王、最期の刻!
[6/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
でしょう」
「あいつか」
ドモンの目がここで光った。
「あの凱を倒した」
「そうですね。間違いありませんね」
「奴だ」
ジョルジュとアルゴも言った。
「パルパレーパといいましたね」
「あの男の仕業だな」
「私は学生の頃幻覚性物質の実験によりです」
パピヨンは今度は自分のことを話した。
「センシングマインドを身につけました:
「じゃあそれによって」
「あんたは無事か」
「そうなんだ」
「はい、その為特殊化した神経ネットワークはパレッス粒子の影響を受けずに済んだようです」
こう話すのだった。
「しかし」
「他の奴等はか」
「それを受けて」
「それで」
「はい。そしてです」
パピヨンはさらに話していく。
「粒子の影響を受けない勇者ロボ達は隊員達によってその機能を封印されました」
「残ったのは俺達だけか」
「どうするんだよ、これじゃあ」
「俺達だけで何とかするか」
「こうなったら」
「救いはです」
パピヨンはここでシンたガンダムファイター達を見て言った。
「極端に好戦的な人や特異体質の人は無事でした」
「それが僕という訳ですね」
ここでまた出て来るアズラエルだった。
「成程、そういうことですか」
「っていうかあんたどういう体質なんだ?」
宙は真顔でそのアズラエルに問うた。
「そもそも」
「さて、自分でもわかりませんが」
「特異体質かよ」
「そうですねえ。前から生命力には自信がありましたが」
「それでよくコーディネイターのこととやかく言えたな」
シンも唖然となっている。
「あんたも大概じゃないか」
「自覚はありませんでしたが」
「BF団にも入団できただろう」
カガリはここまで言う。
「そこまでの体質だと」
「かくいう貴女もそこまで闘争心が高いということなのですが」
キラは闘志をなくしているがカガリは健在だった。それを見ればだ。
「どうなのでしょうか、それは」
「そ、それはそうだが」
否定できなかった。本人もだ。
「後いたのは」
「私だ」
サンドマンであった。レイヴンも一緒だ。
「私は大丈夫だ」
「だからグラヴィゴラスは動ける」
「エイジもか」
「ああ、何とかな」
激しい気性の彼も大丈夫だった。
「それと斗牙も何とかだったけれどな」
「僕の場合は性格的にかな。そういうのが効果がなかったみたいなんだ」
「それでか」
シンは二人の言葉を聞いてそれで納得した。そしてだ。
あらためてサンドマンとレイヴンを見てこんなことを言った。
「あとこの人達は」
「私に下手な粒子は効果がない」
「私もだ」
「つまりあれか」
ここからがシンの真骨頂だった。
「アズラエルさんと同じ変態なんだな」
「待て、何故そうなる」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ