第八十三話 失われる闘志
[10/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いるんだ、これは」
「この星に来てからだな」
万丈は怪訝な顔で凱に話す。
「僕達の闘志や気力が失われつつある」
「何だって!?」
ルネがそれを聞いて言った。
「それで皆」
「そうみたいだね。どうやらまともに動けるのは」
万丈は周りを見回す。そのうえでまた言う。
「僅かなメンバーだけみたいだ」
「万丈!」
「大丈夫かい!?」
「済まない」
こう言ってだった。彼も崩れ落ちようとする。
「僕もこの眠気に」
「お、おい!」
「あんたまで寝たら!」
「後は・・・・・・頼む・・・・・・」
万丈も崩れ落ちた。そうしてだった。
残った二人はだ。とりあえずどうするかを話すのだった。
「どうする、凱」
「幸いGGG宇宙センターは見つかった」
今だ。パピヨンから報告があがったのだ。
「そこに皆を運ぼう。話はそれからだ」
「ああ、わかったよ」
とりあえず彼等は仲間達を宇宙センターに運んだ。その時だった。
宇宙ではだ。戒道がいた。そうしてそのレプリカの地球を見て言うのだった。
「そうか。あれは地球なんかじゃない、あれは」
その彼のところにだ。謎の光が来たのだった。
「!?御前は!」
そこにはだ。もう一人の彼がいた。それは。
「アベル、御前が」
「アルマ、ここに来たのですね」
「御前達を倒す為に来たんだ」
こうアベルに返すのだった。
「けれど」
「けれどとは?」
「有り得ないと思っていた」
ここではこう言う彼だった。
「遊星主が全員揃うなんてことは」
「そう思っていたのですね」
「だけど御前が存在している」
そのアベルを見ての言葉だった。
「それならだ!」
「話はそれだけですか」
「何っ!?」
いきなりだった。接近されて。
戒道はそのみぞおちを打たれた。それによてだった。
「ぐっ・・・・・・」
「さあアルマ」
アベルは気を失おうとする彼に囁いた。
「一緒に来てもらいますよ」
「J・・・・・・ラティオ・・・・・・」
ここでも何かが起ころうとしていた。そしてセンターではだ。
大河達が話をしていた。火麻がその大河に対して問う。
「なあ」
「どうしたんだい?」
明らかにいつもの大河の口調ではなかった。
「この地球のことかい?」
「そうだ。どう思う」
「うむ」
大河は問いに応えて話しはじめた。その言葉は。
「科学に支配されない自然の姿といったところかな」
「御前もそう思うんだな」
「ああ、穏やかだ」
「そうだな」
火麻もだ。いつもの熱さはなかった。
穏やかな調子でだ。こう言うのだった。
「すっげえ敵と戦うことになると思ってたんだがな」
「ところがだね」
「ああ、拍子抜けしたな」
こう言うのであった。
「どう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ