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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第八十三話 失われる闘志
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「Gストーンの輝き」
 まさにそれであった。
「俺を呼んでいる?」
「ねえ凱」
 命は相変わらずだった。その中でもだ。
「今日は思いっきりね」
「どうだっていうんだ」
「美味しい手料理作ってあげるからね」
「あの輝きすらわからないのか、今は」
 凱はそのことに絶望しそうになる。しかしだった。
 心を振り絞ってだ。命に告げた。
「命」
「何なの?」
「俺は御前にだけはわかって欲しいんだ」
 切実な顔での言葉だった。
「それだけは言っておく」
「わかってるわよ」 
 こう言ってもだった。次の言葉は。
「蒟蒻は嫌いなのよね」
「そうだ。しかし今は」
「凱が好きなものをいーーっぱい食べさせてあげるからね」
「行って来るよ、命」
 別れを告げてだ。彼は戦場に向かうのだった。一人だけの戦場にだ。
 そしてルネもだった。感じ取っていたのだった。
「何だこの」
 その感じ取ったものは。
「Gストーンが疼く様な感じは」
 彼女もだ。凱と同じものを感じ取っていたのだ。
 そしてその彼女の傍で爆発が起こった。そのうえで。
「久し振りね」
「何っ、貴様は」
「そうよ。青の星の子猫ちゃん」
 あの女がだ。出て来たのだった。
「ソール十一遊星主か!」
「私の名前はピルナス」
 自分から名乗ってきたのだった。
「美しさと快楽の女神」
「随分と立派な司るものだね」
「そうね。それじゃあ」
 ピルナスはだ。余裕の笑み共にこう言ってきた。
「調教開始よ!」
「そうはいくか!」
 その言葉を受けてだ。ルネは
「イークイップ!」
 戦う姿になろうとする。そしてだった。
 その姿になりだ。ピルナスと対峙するのだった。
「勝負だ、ソール十一遊星主!」
 こう叫んで攻撃を仕掛けようとする。しかしだった。
 ピルナスの手に持っている鞭が動いた。まるで蛇の様に。
 そのうえでルネを打ってだ。悠然として言うのであった。
「いい格好ね」
「くっ、身体が」
「そうよ。もう貴女は自分では」
 どうかというのであった。
「指一本動かすことはできないわ」
「何っ、まさかその鞭に」
「そうよ。そして」
 その言葉をだ。続けてであった。
「調教をはじめましょう」
「くっ!」
「苦痛と快楽は紙一重」
 その鞭を手にして。妖艶な笑みを浮かべていた。そのうえでルネを見てであった。
「それじゃあね」
「一体何が目的だ」
 ルネは動けないが心は折れていなこあった。それでこう問い返すのだった。
「御前達は一体」
「うふふふふ、それはね」
「それは!?」
「貴女をね」
「あたしをかい」
「悪い子にしてあげちゃうことよ」
 ルネもまた危機に陥っていた。状況は所々で悪化していた。
 凱は宇宙セン
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