第七十六話 突きつけられたもの
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
次第に減っていく。それを見てだった。
「今だよな」
「ああ」
「ここで一気に仕掛けて」
「それなら」
こうしてだった。ロンド=ベルも一気に攻勢に移った。
その攻勢により敵軍を突き崩した。バルゴがそれを見てガビルに言う。
「どうする」
「戦局のことか」
「そうだ、かなりまずいのではないおか」
「確かにな」
ガビルもそのブイ=マックスを発動させているレイズナーマークツーを見て言う。
「ここはな」
「撤退か」
「そうするしかあるまい」
ガビルもここで決断を下した。
「最早な」
「ではだ。一時退きだ」
「アニマスピリチアを補給してだ」
「またロンド=ベルと戦うとしよう」
「そうだな」
こうしてだった。彼等はすぐに撤退した。戦いはこれで終わりだった。
ロンド=ベルは周辺を警戒しながら集結しまた航海を続けようとする。しかしここで、だった。
「気になるな」
「んっ、エイジどうしたんだ?」
「何かあったの?」
「いや、グラドス軍が来なかった」
彼が今言うのはこのことだった。
「一機も」
「ああ、そうだよな」
「そういえば」
「一機も来なかったな」
「奴等は」
「あれじゃないでしょうか」
ここで言うのは洸だった。
「他の場所に出ているとか」
「いや、それにしてはだ」
「そうですね」
その彼には神宮寺と麗が告げた。
「ここはグラドスの本拠地だ」
「主力が置かれている筈です」
「はい、グラドスも本拠地を護らないといけませんから」
猿丸も話すのだった。
「ここにいる数が最も多い筈です」
「それでいないのって?」
マリも怪訝な顔になっている。
「何かあるわよね、やっぱり」
「まさか」
ここでまた言うエイジだった。
「グラドス軍は先程のプロトデビルン達に」
「やられた?」
「まさか」
「あの連中に」
「だから彼等はいた」
エイジも考える顔になっている。
「そうじゃないかな」
「それはいいことだな」
それを聞いて笑ったのはだ。ジャーダだけではなかった;。
ほぼ全員がだった。それを聞いて笑顔になっていた。そのうえで言うのだった。
「グラドスの連中がそうなったのならな」
「いいことだよな」
「全く」
「それはね」
「そのまま滅んでろ」
「そうそう」
誰もがグラドスを憎んでいた。これは当然だった。特にだった。
カガリはだ。怒りを思い出して言っていた。
「あの連中だけは一人残らず消し去ってやる」
「労力を惜しんでは駄目だね」
ユウナも珍しく彼女に同意する。
「核もあるしね」
「ユウナさんがそう言うって」
「ちょっとないよなあ」
「っていうかユウナさんも怒ってる?」
「やっぱり」
「うん、怒ってるよ」
実際にそ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ