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第三十一話 ハンターハンター
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シュウは小さく呟くと閻魔刀のアビリティ【次元斬】を発動させ、抜刀術による空間を斬る様に真空波を飛ばしトカゲを切り裂いた。
数分後、集団のトカゲを一掃し地面に降り立つと閻魔刀を回転させながら納刀する。そして木々の裏に向かって呼びかける。

「隠れていないで出てきたらどうだ?俺を闇討ちしようと考えているみたいだが・・・バレバレだぞ?」

シュウが言い放つと5〜6人の若いサラマンダー達がシュウを取り囲むように飛び交った。そしてリーダーらしい男がシュウに言い放つ。

「へっへっ・・・兄さん。良い武器持ってんじゃねぇか。その武器俺達にくれねぇか?」

(こいつらはPK集団か・・・やはり、どこのゲームでも下種な連中は居るんだな)

シュウが深く溜め息をしてリーダーの男を無視しているような態度を取っていると・・・

「おいおい、兄ちゃん。無視してんじゃねぇよ」

下っ端の連中がシュウに突っ掛かって来た。シュウは溜め息を一つ付くとサラマンダー達に言い聞かせる。

「別に無視をしてる訳じゃない・・・貴様等みたいな下種に話す舌は持ち合わせていない・・・それだけだ」

「んだと!テメェ!!大人しく武器と金を渡せば痛い目に合わずに済んだのによ!!死ねや!!」

沸点が低いのか下っ端の一人がシュウに向かって剣を振りかざしてシュウに突っ込んできたが・・・

「You shall die(貴様が死ぬと良い)・・・」

シュウはその襲撃を軽く横に身体を動かし、横切る際に閻魔刀を抜刀術の要領でがら空きの胴を横に一閃した。

「グアッ!!」

シュウに襲い掛かったサラマンダーは真っ二つになると赤い炎と化した。

「「「なっ!?」」」

サラマンダー達はシュウの力量と技術を初めてみたのかたじろいだ。先程の剣術はそれなりの技量と見切りの力が無くては成しえない高度の技だったため、それをやってのけたシュウに恐怖を抱いたのだろう。
そんな事もいざ知らず、シュウは抜刀した閻魔刀を納刀するとさらに続ける。

「Humph,what's wrong(フン、どうした)?・・・Come on(来い)!」

シュウが右手で挑発のポーズを取るが先程の事もあるのかサラマンダーのPK集団は襲い掛かって来なかった。何時までも掛かって来ない集団を見るとシュウは・・・

「来ないなら・・・此方から行かせて貰うぞ!!」

シュウは閻魔刀を鞘に納めたまま、地面に突き刺し両手で掲げると魔法呪文を唱え、始めた。

「シム・ニジャーリムス・テネブリス・フェチート・オルティオーネム・アド・オルチシェンダム・ノービス!!」

シュウの呪文詠唱が終わるとシュウの背後の黒い剣の様な物が8〜10本ほど展開され・・・

「ミラージュ・ソード【幻影刀】!
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