暁 〜小説投稿サイト〜
IS―事務員ですが、何か?―
また転校生ですか?勘弁してください
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何故、なぜですか!何故こんなにも厄介ごとが増えるんですかぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!

「何故この時期に二人も代表候補生が来るんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!しかももう一人は二人目ですし!もうなんでこんなもばっかり私の所に回るんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

お久しぶりです皆様。犬林蓮です。今私は非常に面倒な書類に目を通しています。

「まあ確かにこれはないよねぇ。ドイツ代表候補生とは名ばかりの特殊部隊の軍人に、世界第三位のシェアを持つデュノア社の御曹司。どうにも臭いねぇ」

そんなことを言いながらコーヒーを飲んでる芳子さん。お願いですから手伝ってくださいよ。

「君がジャンケンで負けたから手伝わないよ。ま、ガンバレガンバレ」

「人の考えを読まないでくださいよ!」

なんで僕の考えがわかるんだろうか…。芳子さんってエスパー?

「君の考えがダダ漏れだからだよ。」

な、なん、だと?そうだったのか…。

そう思いながら落ち込む私。ですが書類を書く手は止めません。

「けど、本当に臭いですよね、このフランス代表候補生。最近織斑君が発見されたばかりなのに何故もう代表候補生なのでしょうか。代表候補生になるには遅くても中学生くらいから勉強してないとよほどのことがない限りなれるわけがないですよ?」

そう、このシャルル・デュノアという学生は怪しい場所が多すぎる。何故男の操縦者の居たにも関わらずフランスは今の今まで隠していたのか。もし発見していたとしたら世界に発表していたはずだ。それにデュノアの御曹司となればそうそう他国も手を出すことができない。なのに何故今の今まで隠していて、そして何故今頃になってデュノア社の影から出てきて表舞台になったのか。そんな怪しい場所があまりにも多すぎる。

「だねぇ。まあこれは私の予想なんだけど、シャルル・デュノアは実は女の子じゃないのかって思ってるのさ」

はい?

「な、なんでそんなことを?」

「デュノア社は世界第三位のシェアと言っても、所詮は第二世代だ。今の時代は第三世代が主流なのに第二世代最後発のデュノア社はまだ理論も至ってないらしいのさ。それにデュノア社はフランス政府に三行半を突きつけられる一歩手前らしいしねぇ。」

へぇー、そうなの…ってちょっと待てええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?

「なんでそんな企業秘密とか国家機密に関わりそうなことを芳子さんが知ってるんですか!?」

普通に考えてこんなこと知ってる人がなんでこんな事務室で働いてんだよ!

「何って、エルザから教えてもらったのさ。」

「え、エルザですか…」

本名エルザ・ディニクティア。私の友人の一人であり、現フランス情
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