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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第三十三話    『お引越し(前編)』
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分戦闘できる体じゃないわ。通常生活は明日くらいにはもとに戻れそうだけど。
戦闘ができるくらい完治するまでは最低でも後、一週間かそこらは必要かも…」
「そうですか。それじゃなのはさんの魔力回復、そしてなのはさん達のデバイスと同じくらいには復帰できるという事ですね」
「そうなるわね…そういえばフィアのデバイスはどうなったの?」
「よくぞ聞いてくれました!」

そこで出番とばかりにエイミィが声をあげた。
やっぱりそこそこマリーから報告は受けているみたいである。

「フィアちゃんのデバイス『マグナ』改め『マグナ・スピア』だけどね。
ほら、一度アンリミテッド・エアに吸収されてトリニティデバイスとかいうものに変化しちゃったよね?
それで調べてみたらね。カートリッジシステムを搭載していたんだよ。
それにもちろん元々インテリジェントデバイスだから遠距離からの魔法もフィアちゃん次第で使える。
アームドデバイスの顔も持っているからちょうどフィアちゃんの注文だった槍型デバイスがより一層近接寄りになったところがすごいね。
そしてなにより魔術式という未知の体系がシステムに組み込まれているんだよ」
「それじゃフィアちゃんってミッドとベルカと魔術の三方面の魔法を使えちゃうってこと?」
「いや〜、そこまで上手い話じゃないんだね。あくまで三つの面の顔を持っているだけであってフィアちゃんの使う魔法はミッドチルダ式だからそれに添って使っていくしかないんだよ。それに魔術はフィアちゃんは使えないから無用の長物だし…」
「それでも構いません! 元々私は遠距離とかは得意な分野じゃありませんから!」
「確かにフィアはシホの修行でより近接戦闘よりになったからね…」

ユーノがそこでなにやら妙な溜息をついている。
そこでシホは「…なにか私の教育方針に問題があるっていうのかしら…えぇ?」と脅しをかけるとすぐに降参のポーズをして、

「い、いや! 別に変な意味じゃないから気にしないで!」
「そう………、今はそういう事にしておくわ」

ユーノがそれで顔を青くしているのを尻目に、シホはエイミィにあるお願いをしようと話しかけた。

「あ、エイミィさん。それでちょっと相談があるんですが…」
「ん? なに、シホちゃん」
「アンリミテッド・エアに詰まれているカートリッジシステムですけど、私は多分使用しないと思うので一応積んでおくだけで封印処置をしておいてくれませんか?」
「え? どうして?」
「考えてもみてください。そのデバイスは私のリンカーコアだけならいざ知らず魔術回路にも繋がっているんですよ?
だからもしカートリッジを使って魔術回路に異常でも発生したら洒落になりません。まして前例がないから尚更…」
「なるほど…。そう考えると確かに危険だね」
「それに力
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