Mission 5 鈴の音が戦いを告げる
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」
「分かった」
なんて言いますか、軽く疎外感?
この二人の世界に割って入れる気がしませんのですけど。
席も自然に箒さんの隣にゼロさんが座っていますし、わたくしだけ反対側の席?
「じゃあ、頂きます」
「いただきます」
「?い、いただきます?」
日本のマナーでしたっけ?食べる前のあいさつ。
全ての食材に感謝するらしいですわね。
あら、このパスタ意外と美味しいですわ。
「フォーキ、これはなんて言うんだ?」
「これはサバの味噌煮だ。あと口に物を入れて喋るんじゃない」
「すまない」
「これを取った時に予想はしていたが、どうやったらそんなに汁が口元につくんだ。子供か」
「?」
「ほら、拭いてやるから、動くな」
なんと言うか、箒さん本当に母親ですわ。
布巾でゼロさんの口元を拭う姿など様になり過ぎでしょう。やけに手慣れていますし。
こんな事をしていて同室であればそれは慕われますわね。
こんな環境で、もし箒さんの感情が恋愛感情になりでもしたら勝ち目がありませんわ。
「そういえば今日はなにか新しく覚えたのか?」
「ん、旋回撃ちとロックオンを覚えた」
「二つか、よくやったな。よく頑張った」
何故そんなに自然に頭を撫でているんですの。
あまりにも自然だったので一瞬見過ごしそうになりましたわ。
まぁ、言葉では何も言えないんですけどね。
「ほんとゼロさんの成長の速さには驚かされましたわ」
「私も一度間近で見てみたいな」
「ホーキが来てくれるならもっと頑張るぞ」
「馬鹿、普段から全力を出せ」
「その通りだな。すまない」
のほほんとしていますわ。気が抜けすぎです。
もう対抗戦まで四日を切っているんですのよ?
他のクラスはもっと緊迫した状況ですわよ、特に三組はクラス総出で戦略を練っているらしいのにこんな所で呑気に食事していていいのでしょうか。
一部のクラスメイトにそう聞いてみた所、
「私たちが何を言ってもねえ?」
「あの二人の結束力が強すぎて」
「今あの二人に割り込める可能性があるのはオルコットさんか布仏さんだけだよ」
と、帰ってきましたので誰に聞いても同じ反応が帰ってくるでしょう。
そういえばあまり接近戦を訓練していませんがあの二組の代表はどんなISなのでしょうか。
Side --- <ゼロ>
---時間経過 場所移動---
クラス対抗戦、当日。
ガレージで武装のメンテナンス等を済ませてヤマダ、からファンの機体について解説を受けていた。
「鈴音さんのISはゼロ君と同じ近接型です。オルコットさんとの時とは勝手が違うので注意してくださいね」
相手も近接型……前回の戦闘では如何にし
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