第一話 流れ着く先
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「ん・・・」
ここは・・・あの光に飲み込まれてから・・・
少し混乱しているがとりあえず目を開け、体を動かして上半身をおこしてみる。
・・・うん。問題なく動く。
「さてはて、どうしたものか」
たしか俺は今から何十、何百もしかしたら何千年前かもしれないが、事故にあってしんだはずだ・・・
そして、おそらくだが意識だけの存在となってあの何もない海を進んでいた。
その後光に飲み込まれた・・・
それなのにどうして俺はこのように体をもっているのだろうか。
実は事故では死んでなくて、今起きることができました。なんて落ちはない。
ここは・・・この屋敷のような内装は病院などでは絶対ないだろうから・・・ということは・・・だ・・・新しく生まれ変わった。と考えるべきかな・・・?
まあいい、とりあえず状況を把握するために、家の中を探索してみようと思う。
今いる部屋・・・おそらく寝室だろうが・・・そにあるドアを開け、廊下に出る。
右、左とどちらにも長く続いている廊下をなんとなく右に行くと突き当たりに扉があった。
ガチャリ、と音を立てながら両開きの扉を開けるとそこはどうやら居間のようだ。
大きな窓から日光が差し込んで中を照らしていた。イスやテーブル、ソファーなどがおいてあり、そこでのんびりとしたかったが他に扉がなかったので、今来た道を引き返す。
廊下の左右には扉が並んでいる。どうやら部屋の数は相当あるようだ。厨房や倉庫などといったものも多く存在していた。
・・・さて、この屋敷のそこらじゅうを歩き回ったのだが人が誰一人としていない。というより、人の居た形跡すらなかった。
完璧に無人だ・・・これからどうしようか、などと考えながら歩いていると目の前に大きな扉が在ることに気づいた。かなり集中していたようだ。その扉には『書庫』と書かれている。
「書庫・・・そうだな、ここがどこだか分からないし、とりあえずかたっぱしから見ていこうかな」
そう意気込んで重く厚い扉を開けた。
東京ドームくらいの大きさがあった。
そこらじゅう本棚だらけだった。
目一杯本が入っていた。
絶望した。
○ ○ ○
本の巣窟に踏み込む
探しに探して時空系魔術教本発見
体と外の時間を止め読・破!(←いまここ)
・・・うん、ごめん何かがおかしかった。
さて、時間を止めて早500年、精神年齢はじじいどころの話じゃなくなったけど・・・
まあいいや。この5
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