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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第104話:私たち、結婚します!(2)
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さん。どうぞ、くつろいでいてね」

「いえ。お料理は好きですし、お義母さんに教えて頂きたいこともあるので、
 ぜひお手伝いさせてください」

「あら、そう。じゃあ、手伝ってもらおうかしらね」

母さんはそう言うと、なのはを連れてキッチンへと向かった。
2人の姿が見えなくなると、姉ちゃんが話しかけてきた。

「ねえねえ、なのはちゃんって料理得意なの?」

「得意かどうかはわからないけど、苦手ではないんじゃないかな。
 ウチの食事は基本的になのはが作ってるけど、普通にうまいよ」
 
「ふーん。かわいくて、優秀な魔導師で、料理が得意・・・か。
 話してる限りは性格もいいみたいだし、あんな子を捕まえるなんて
 あんた、どんな手を使ったのよ」

姉ちゃんは俺の顔を睨みつけるように見る。

「別に特別なことはしてないよ。好きだって言われて、俺も好きだったから
 付き合いだして、ずっと一緒に居たかったから結婚することにした。
 それだけだよ」

俺の言葉に納得したのか納得してないのかはよくわからなかったが
姉ちゃんは俺の顔をじっと見て、最後にスンと鼻を鳴らすと、
膝の上のヴィヴィオと話し始めた。





そのあと、姉ちゃんはヴィヴィオと戯れ、俺は父さんと雑談をして
母さんとなのはが昼食を作る間の時間を過ごしていた。
しばらくして、キッチンの方から美味そうな匂いが漂ってきた。
ほどなく、キッチンから母さんが顔を出す。

「お昼ができたから、みんな食堂にどうぞ」

食堂に入ると、食卓の上に所狭しと置かれた料理の数々が目に入る。
中央には蓋をされたままの大きな鍋が置かれ、その周りにも色とりどりの
料理が鎮座していた。
豪華な料理に目を丸くして立ち尽くしていると、キッチンの方から
皿を抱えたなのはが姿を見せた。

「あ、ゲオルグくん。お義母さんってお料理上手だね。
 わたしも料理は好きだし得意なつもりだったんだけど、
 お義母さんにはかなわないよ」

「・・・俺もこんな豪華なのは見たことないよ」

「そうなの?」

なのはは皿をテーブルの上に並べながら、俺の方にちらちらと目を向けて
話しかけてくる。

「じゃあ、わたしってラッキーかもね」

「いや、なのはが来るからこれだけ豪勢になったんだから、
 ラッキーって言うなら俺や姉ちゃんだな」

「そうだね。今日のお昼はなのはちゃんをおもてなしするために
 お母さんも頑張ったんだし、なのはちゃんは大きな顔をしてればいいのよ」

背後から突然聞こえてきた声に振り向くと、微笑を浮かべた姉ちゃんが
そこに居た。
姉ちゃんの膝の上にちょこんと座っていたヴィヴィオは、そこから飛び降りると
食卓の椅子によじ登り、
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