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紫天の主は管理局の少将
管理局の闇(?)
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き合え。SSランクの魔導師なんだろ? そのなのは達が危なくなるかもしれん」

「緊急事態だと? 何があった」

「良いから付いてこい。話すのも面倒だし、逃げられたら困るのでな」

「良いだろう」

俺は全自動車椅子で座ったまま部屋を出て、ある場所に向かう。ちなみに、歩くのが面倒なだけだ。この車椅子なら走行中も仕事が出来る。

「おい、まだか?」

「着いた。ここだ」

そこの扉には時空管理局遺失物管理部、保管庫と書かれている。

「おいおい、ここって…………」

「そうだ。ロストロギアの保管庫だ」

俺は厳重に封印されている扉に手を触れて、封印を解除して扉を開ける。ここは管理を任されている俺と特別の許可が有る者しか入れない。入れる権限を与えられるのは管理者の俺と最高評議会、三提督くらいだ。そして、下二つの場合は許可を出した事を事前にこちらに連絡しておかないといけないようになっている。もちろん、持ち出し厳禁だ。

「さて、気配を消せよ。ここからはねずみ取りだ」

「ねずみかよ…………」

「そう、ジュエルシードを持っていこうとしているな」

「ああ、成程…………それはなのは達にとって、危険だな」

「じゃあ、納得した訳で、行こうか。俺は戦力にならんからここでこの辺一体を封鎖しておく。お前は出て来た瞬間、確保してくれ」

「わかった」

それからしばらくすると、アタッシュケースを持った男が出て来た。そのアタッシュケースにジュエルシードを入れた事も確認しているので、間違い無い。

「行け」

「了解」

流石、腐っても戦技教導隊に居るSSランク魔導師。瞬く間に制圧してしまった。

「はっ、離せっ!! 私は…………二佐だぞ。これは軍法会議ものだぞっ!!」

捕らえられた奴が何か言ってるが、無視してアタッシュケースの中のジュエルシードを確認する。

「持ち出し厳禁だって事は知ってるよな? お望み通り軍法会議にかけてやるよ」

「だそうだ。それと、ムカつく事にそいつは少将でお前より階級が上だ」

「ふざけるなっ!! 俺は最高評ぎ…………」

「あっ、録音させて貰った。その続きを聞こうか。言っておくが、第一級捜査遺失物指定されているジュエルシードの持ち出しは極刑だ。今なら罪の軽減をしてやるぞ。死刑執行時は拷問をかけてやるよ」

「ひっ!?」

「てい」

口を開けた瞬間に自白剤を叩き込んで、情報を聞き出す。するとわかったのは最高評議会の使いを名乗る者が持ち出しを命令して来たようだ。だが、馬鹿じゃねえのか?

「やったね…………攻める手札が出来たや」

ここの鍵を外部に発行した時点でアウトだっての。

「よっと、現時点より、緊急特別自体とし最高評議
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